2016年8月3日更新
乾友紀子(いぬいゆきこ)は日本で活動するシンクロナイズドスイミング選手。1990年12月4日生まれ。滋賀県近江八幡市出身。最終学歴は立命館大学。
どんな人?
- 乾友紀子は、リオデジャネイロ五輪においてシンクロナイズドスイミングで日本代表に選出されているシンクロナイズドスイミング選手。滋賀県出身である。
- 前回のロンドン五輪ではデュエットとチームの2種目に出場したものの両種目とも5位に終わり、1984年のロサンゼルス五輪から続いていたシンクロでのメダル獲得が途切れた。
- そのため、近日開催予定のリオデジャネイロ五輪では、チームで3大会ぶり、デュエットでは2大会ぶりの表彰台復帰を狙う。
生い立ち
1990年12月4日、滋賀県で生まれる。
高校は近江兄弟社高等学校に入学し、その後立命館大学へと進学した。[出典1]
選手活動
シンクロを始めたきっかけ
乾はシンクロを始めたきっかけについて次のように明かしている。
小学校1年生の時、テレビで日本選手権を観て自分もやってみたいと思いました。
水泳自体は3歳から始めていましたが、小1でテレビを観たのをきっかけに滋賀県のシンクロクラブに入り、小6で井村シンクロクラブに移籍しました。[出典2]
井村シンクロクラブは大阪にあるため、当時は長時間かけて練習に通っていた。[出典3]
戦歴
高校3年時には「JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」のシンクロナイズドスイミング・ソロで優勝。また、2008年に「世界ジュニア選手権大会」に出場し、デュエットで銀メダル、チームで銅メダルを獲得した。[出典3]
2009年には「世界選手権ローマ大会」でチーム・デュエット代表として初出場。
2011年の「世界選手権上海大会」でも同種目代表として出場し、デュエット5位を獲得した。[出典1]
2012年のロンドン五輪では、日本チームのエースとしてデュエットとチームの2種目に出場。[出典3]
2014年6月に開催された「日本選手権兼ジャパンオープン」では、ソロ・デュエット・チームの3種目で見事優勝を果たした。[出典2]
ロンドンオリンピックへの出場
2011年9月19日に、東京都内で「日本代表選考会」が開催された。
乾は同選考会で1位となり、2012年にロンドンで行われたシンクロナイズドスイミングの「ロンドン五輪世界最終予選」の派遣代表9名に選ばれた。[出典1]
ロンドン五輪では日本チームのエースとして、デュエットとチームの2種目に出場したものの[出典3]、日本はデュエット・チームともに5位に終わり、1984年のロサンゼルス五輪から続いていたシンクロでのメダル獲得が途切れた。[出典4]
乾は競技を終え、
本番では力を出して泳ぐことはできましたが、目標を達成することが出来なかったという点においては悔しさも残っています。
今大会に出場して、オリンピックという舞台で演技が出来ることの素晴らしさを感じたとともに今後はさらにインパクトのある演技を見せたいという思いが強くなりました。
今回、万全の状態で大会に臨むことが出来たのも沢山の方のサポートがあってのことなので本当に感謝の気持ちでいっぱいです
と感想と感謝の言葉を述べた。[出典5]
リオ五輪でメダル奪回狙う
乾は近日開催される「リオデジャネイロ五輪」の代表メンバー。
前回のロンドン五輪で初めてメダルなしに終わった日本は、2014年に代表コーチに復帰した井村雅代氏の下で[出典6]チームでは3大会ぶり、デュエットでは2大会ぶりの表彰台復帰を狙う。
乾は、
私自身、オリンピックのメダルはないが、今年はチャンスなので、力強くエネルギッシュな演技をする
とチームを代表して、1日12時間の練習の成果を見せることをファンに約束した。[出典7]