2016年7月30日更新
どんな人?
- 佐々木那奈は兵庫県宝塚市の名門「JSS宝塚スイミングスクール」に通う飛込競技選手。小学4年生で初の全国大会に出場した際、1メートル板飛び込みで5位に入賞した経験がある。
- 2015年の国際大会代表選考会では、高飛び込みで1位となり、上位2位までが出場できる世界選手権での日本代表入りを果たした。
- 現在は、兵庫県西宮市の甲子園学院に在学。高校生だが既に親元を離れ、宝塚市の1LDKのマンションで1人暮らしをしている。
プロフィール
出身地 | 高知県高知市 |
最終学歴 | 甲子園学院高等学校 |
選手活動
飛び込みを始めたきっかけ
飛び込みを始めたのは小学2年生の夏休み。
自宅近くの高知県立春野総合運動公園のプールで、中学生らが飛び込みを練習していた。
面白そう。自分もやってみたい
と母に頼んだのが始まりである。[出典1]
小学4年生で全国5位
その後、強豪の「高知スイミングクラブダイビングチーム」に入団。
小学4年生で初の全国大会に出場した際、1メートル板飛び込みで5位に入賞した。
うれしくって、のめり込んだ
と佐々木。全国中学校総体の板飛び込み部門で2連覇するまでに成長した。[出典1]
強さの理由
当時、佐々木を指導していた瓶子笑里佳コーチは、
他の選手より体幹がしまっていて、体の線がぶれない。
回転のフォームが小さく、速度が速い。他の選手より回転数を増やすこともできた
と佐々木について話す。[出典1]
東京五輪に向けて
2013年9月、2020年の五輪開催地が東京に決まった。
佐々木は「東京五輪に出る」と決意し、同年11月ごろに練習拠点を兵庫県宝塚市の名門「JSS宝塚スイミングスクール」へ。
宝塚の練習は厳しい。高知では練習メニューを終えたら帰ることができたが、コーチがいいというまで練習が続くという。宝塚で佐々木を指導する馬淵崇英コーチは、
奇麗な入水にシャープな動きをする。明るくて練習も好き。JSS宝塚のチームにとって大きな存在
と佐々木を語る。[出典1]
戦績
2015年11月、東京であったワールドカップの日本代表選考会において、個人の高飛び込みで2位となり、ワールドカップ日本代表の7人の中に選ばれた。
同年グランプリ・イタリア大会では、高飛び込み4位。日本選手権では高飛び込み・シンクロ高飛び込みともに優勝を果たした。[出典1]
また、同年の国際大会代表選考会で佐々木は高飛び込み1位となり、上位2位までが出場できる世界選手権での代表入りをした。[出典2]
リオ五輪代表入り逃す
飛び込みのリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたワールドカップは、2016年2月21日、リオデジャネイロで行われ、佐々木は準決勝で18位に終わり敗退。日本水連の基準に達しなかったため、惜しくも代表入りを逃した。[出典3]
私生活
高校生で1人暮らし
高校は兵庫県西宮市の甲子園学院に進学。
現在は高校生だが、宝塚市の1LDKのマンションで1人暮らしをしている。
2週間に1度、高知の野菜や果物、母手作りの冷凍の総菜が送られてき、毎朝解凍した総菜を弁当箱に詰めて登校しているという。
練習して帰宅しても身の回りのことをしっかりやって。我が娘ながら尊敬しています
と佐々木の母は語っている。[出典1]