どんな人?
- 初音映莉子は、16歳で芸能界に入った女優である。
- 主な出演作としては映画『ノルウェイの森』、『ミツコ感覚』や、テレビドラマ『わたしをみつけて』(NHK)などが挙げられる。
- 2013年に公開された映画『終戦のエンペラー』ではアヤ役に大抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。
芸能活動
女優になったきっかけ
スカウトを受け16歳の頃に芸能界に入った初音は、女優になろうと思ったことはないという。
たまに、なんで私女優をやってるんだろう、て今でも思うことがあります。
13歳か14歳のときに、スカウトの方たちから名刺をたくさんもらって、それを父に見せたんですけど、父はすごく厳しくて怒られました。
もう台風がやってきたみたいなかんじで。それで父に、「お前なんか女優になれるわけないだろう!」て言われて。
それで、親に対する反抗心からじゃあやってやろう、って思ったの(笑)[出典1]
デビュー当時
事務所に所属した当初、初音は携帯電話や薬品、飲料のコマーシャルに起用され[出典1]、殊に1998年に出演した永谷園の「松茸の味お吸い物」で注目を浴びた。[出典2]
女優としては1999年に放送されたテレビドラマ『ラビリンス』(日本テレビ系)や2000年に放送された『君が教えてくれたこと』(TBS系)などに出演している。[出典1]
映画『ノルウェイの森』に出演
村上春樹原作の小説『ノルウェイの森』が映画化されることを聞きつけた初音はオーディションに参加し、見事ハツミ役を勝ち取った。
(合格が)決まるか決まらないかということはあまり気にしていませんでした。
オーディションの前日に撮ったビデオオーディションが本当にひどくて、あまりうまく芝居もできなかったし。
でも次の日に監督に会って、1週間後に役が決まりました。[出典1]
▼ 映画『ノルウェイの森』 予告編
映画『ミツコ感覚』で主演
山内ケンジ監督作『ミツコ感覚』に主演した初音。
主人公・ミツコ役を演じることになった理由を、次のように明かしている。
最初に山内(山内ケンジ監督)さんと会ったのは23〜24歳の時で、それからのお付き合いなんです。
ショートムービーやCM、その後も舞台で何度か呼んでくださったりしています。
それで、少し前に(『ミツコ感覚』の)お姉ちゃん役の石橋けいちゃんと姉妹の役で舞台をやったんですね、それを演出した山内さんが、あ、この姉妹を映画で撮れたらおもしろいな、っていうのが元々の発想だったみたいですね。[出典3]
▼ 山内ケンジ監督作『ミツコ感覚』 予告編
映画『終戦のエンペラー』でハリウッドデビュー
2013年7月27日から公開された映画『終戦のエンペラー』に出演し、ハリウッドデビューを果たした初音。
アヤ役に抜擢された初音はまず英語を習うことからはじめたといい、演じてみての感想を、
私はアヤから、人を心から愛する素晴らしさ、そして愛する人と美しい時間を共にする幸せを学びました。
アヤという人間をどう理解し演じるか、すべて私に任せてくれたスタッフの方々にとても感謝しています
と語っている。
また同作のメガホンを取ったピーター・ウェーバー監督は、アヤを演じた初音についてを、
彼女に会った時、思わず見とれたよ。
彼女は新鮮で自然に演じる才能がある。この作品に特別な魅力をもたらしてくれた。
と絶賛していた。[出典4]
▼ 初音のハリウッドデビュー作となった映画『終戦のエンペラー』 予告編