どんな人?
- 志水祐介は、リオデジャネイロ五輪での水球男子日本代表のメンバーである水球選手。新潟県柏崎市にあるクラブチーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」に所属する。
- 水球男子の五輪出場は32年ぶり。久しぶりの出場が大きな反響を呼び、水球男子日本代表に「ポセイドンジャパン」という愛称がついた。
- 水球は”水中の格闘技”といわれるほど激しいスポーツ。身長2メートル、体重100キロが当たり前の世界のため、日本代表は「世界で一番小さい」と言われている。
生い立ち
経歴
1988年9月7日、熊本県生まれ。
熊本県立高平台小学校に入学後、熊本市立京陵中学校→埼玉栄高等学校→筑波大学へと進学した。[出典2]
選手活動
略歴
友達の紹介で水球を始める。
しかし、水球の国内練習環境は「大学卒業は選手生活の終わり」と揶揄されるほど劣悪で、大学卒業後は競技を続けることは難しい。
プロチームは存在せず、個別の活動を強いられたトップ選手は、アルバイトをしながら生計を立てるか、学生のままでいるかの選択が一般的だという。
そこで風穴を開けたのが2010年に新潟県柏崎市にできたクラブチーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」。[出典3]
志水は現在も同チームに所属し、活動している。[出典2]
水中の格闘技
水球はその激しさから”水中の格闘技”と呼ばれる。
身長2メートル、体重100キロが当たり前の世界からすると、志水の体格(181センチ/88キロ)[出典2]は小さいほうだ。
水球の激しさについて志水は、
ポジションによっては、ボールを持つよりも相手との接触のほうが多く、常に水中でつかみ合いをしている感じです。
もうほぼレスリングに近いと思ってもらえれば(笑)。
手首、足、水着、ヒドいときは帽子も、とりあえずつかめるところをつかんで、お互い反則に見えないように攻防を繰り返しています
と語っている。[出典4]
愛称「ポセイドンジャパン」
水球男子の日本代表は、過去に五輪に7度出場したが、1984年のロサンゼルス大会を最後に遠ざかっていた。
2012年のロンドン五輪予選の頃の代表は、「過去最強」との呼び声も高く、出場への期待が膨らんだが、ライバルのカザフスタンや中国に敗北。
だが、2015年12月に中国で開催されたリオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権で、水球男子が遂に五輪出場を決めた。
32年ぶりとなる五輪出場は大きな反響を呼び[出典3]、水球男子日本代表に「ポセイドンジャパン」という愛称がついた。[出典4]
今のままでは勝ちなし?
先に述べたように、他国の水球選手はアメコミヒーローのような巨大体形。
日本代表は「世界で一番小さい」と言われているという。[出典4]
そのため、リオ五輪での体格差のあるチームとの対戦に備え、2016年1月から始まった合宿では、泳ぎ込みと筋力トレーニングで体づくりに取り組んだ。
水球男子日本代表の監督である大本洋嗣は、
今のままでは世界で勝てない。やれることは全てやるつもりでいる
と話した。また志水も、
目標はベスト8。いい結果を残して、東京五輪に向けたステップにしたい
と意気込みを語っている。[出典5]
私生活
趣味
志水の趣味は、食べ歩き・ショッピング・ダーツ。
趣味について