2024年2月13日更新

おおぎちかげ

扇千景

扇千景(おおぎちかげ)は日本で活動した政治家。2023年3月9日に89歳で死去。

どんな人?

  • 2023年3月9日に89歳で死去。
  • 扇千景は政治家。所属政党は自由民主党。前職は女優である。出身校は宝塚音楽学校。
  • 1977年、タレント候補として参議院議員選挙全国区に当選。建設大臣兼国土庁長官として初入閣後、中央省庁再編が行われ、初代国土交通大臣に就任した。
  • 1958年に歌舞伎役者の二代目中村扇雀(四代目坂田藤十郎)と結婚している。このとき宝塚を退団し芸能活動から遠ざかっていたが、のちに芸能界に復帰。映画やドラマ、CMなどに多数出演した。

プロフィール

本名林寛子
血液型B型
出身地兵庫県神戸市

生い立ち

扇千景は1933年5月10日、兵庫県神戸市須磨区に生まれる。本名は林寛子(はやしひろこ)。出身校は兵庫県立神戸高等学校。高校卒業後は大学進学を希望していたが、父親の強い反対があり大学進学を断念。そんな父親への反発もあって宝塚音楽学校に進学した。宝塚歌劇団では本名の寛子から、「カン子」という愛称で親しまれていた。[出典1][出典2]

芸能活動

宝塚歌劇団の意向により映画専科へ。映画デビューを果たす

扇千景の初舞台は1954年の『春の踊り』である。こののち宝塚歌劇団は、扇を八千草薫と共に新設された映画専科に編入させた。これにより、同年10月宝塚映画『快傑鷹 第一篇 蛟竜風雲の巻』にて映画デビューを果たす。 映画『夜霧の女』では新人演劇賞を受賞した。[出典1]

一度芸能活動から遠ざかるも再デビュー

扇千景は1958年に歌舞伎役者の二代目中村扇雀(四代目坂田藤十郎)と結婚。このとき、宝塚歌劇団を退団。芸能活動からは遠ざかっていた。[出典1]

しかし、友人の薦めでドラマ『君はいま何を見つめている』(日本教育テレビ、現・テレビ朝日系)に出演。第14回芸術祭個人奨励賞を受賞した。[出典3]

その後、多数の映画・ドラマ等に出演。テレビワイドショーの『3時のあなた』(フジテレビ系)では4年間、司会を務めた。[出典1]

「わたしにも写せます!」のCMフレーズで有名に

多数の映画・ドラマに出演する中、テレビCMにも出演。富士フイルムの8ミリカメラのCMで「わたしにも写せます!」というキャッチフレーズで8mm映画の楽しさを訴え、新しい需要の開拓を図った。[出典4]

私生活

政治家として活躍。初代国土交通大臣を務める

1977年、タレント候補として参議院議員選挙全国区に当選。建設大臣兼国土庁長官として初入閣後、中央省庁再編が行われ、初代国土交通大臣に就任。自らを「扇の要」としてアピールした。[出典5]

引退を表明

2004年7月から参院議長を務めていた扇は、2007年5月11日に開かれた国会内で「今期をもって議員生活に終止符を打ちたい」と発言。
引退を決めた理由については、

前回選挙の時から最後の選挙と決めていた。
女優時代を含め、55年間働きづめ。
人生少しでも余力が残っている間にのんびりする時間が欲しいと思った。

と明かしている。[出典6]

出典

  1. 首相官邸ホームページ 国土交通大臣

  2. 『坂田藤十郎 扇千景 夫婦の履歴書 坂田藤十郎・扇千景著 ~伝わってくる生きることに挑戦的だった時代の空気』(東洋経済ONLINE)

  3. テレビドラマデータベース

  4. 富士フイルム “フジカシングル-8”の開発

  5. 『なでしこ大臣の系譜 写真特集』(時々ドットコム)

  6. 『扇千景参院議長、引退を正式に表明』読売新聞)

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