2016年8月19日更新
出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 斉藤とも子は、1963年に放送されたドラマシリーズ『明日への追跡』(NHK)にてデビューした女優である。トーク番組『若い広場』(NHK)のコーナー「マイブック」にて著名作家らの聞き手を務めたことで一躍脚光を浴びた。
- 著書『きのこ雲の下から、明日へ』を出版している。
- 1987年、喜劇俳優・芦屋小雁と結婚し1男1女を設けるも、1995年には離婚を発表した。
プロフィール
芸名 / 読み | 斉藤 とも子 / さいとう ともこ |
誕生日 | 3月14日 |
出身地 | 兵庫県 |
デビュー年 | 1976年 |
身長 / 体重 | 159.0cm / 48.0kg |
星座 / 干支 | うお座 / 丑年 |
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生い立ち
母との死別
小学校6年生の頃がんのため母親を亡くした斉藤は、当時放送されていたテレビドラマ『微笑』(日本テレビ系)に励まされたことにより女優を志すようになったという。[出典1]
上京
それまで神戸に済んでいたが、中学3年生の春、医者である父の転勤のために東京へ。[出典1]
芸能活動
女優として
1963年に放送されたドラマシリーズ『明日への追跡』(NHK)にて女優デビュー[出典2]した斉藤は、当時について、
自分が変わるというより,周りが変わっていきました。
学園ドラマでは優等生の役が多かったので,そういう目で見られ,本当の自分とのギャップに悩みました。
また,自分の知らない人が自分を知っているというのも不思議な感覚でした。[出典1]
と振り返っている。
1978〜81年にかけて放送されたトーク番組『若い広場』(NHK)の「マイブック」では著名作家たちの聞き手として登場し、一躍脚光を浴びた。[出典3]
(「マイブック」では)黒澤明監督や大江健三郎さんなど,30人くらいにお会いしました。
著名な方ばかりで,勉強するのが大変でした。
でも,この番組で,井上ひさしさんと出会ったのがきっかけで,その後井上さんの舞台『父と暮せば』で被爆した娘の役を演じたり,また,灰谷健次郎さんとは,同じ神戸出身ということで,その後もいろいろお世話になりました。[出典1]
1978年
トーク番組『若い広場』(NHK)「マイブック」
1979年
映画『悪魔が来りて笛を吹く』
1982年
映画『ひめゆりの塔』
1999年
舞台『父と暮らせば』
2009年
舞台『かもめ来るころ』
2013年
映画『永遠の0』
2014年
舞台『痕跡』
『野のなななか』
2015年
『海難1890』
『きのこ雲の下から、明日へ』を出版
1995年に起きた阪神淡路大震災の直後に放送されたドキュメンタリー番組で、タイのスラムで生活する人びとや山岳民族を訪ねたことをきっかけに、1999年には東洋大学社会学部社会福祉学科に進学。
以降3年間、舞台『父と暮せば』にて被爆した娘・美津江を演じた。
2003年、社会福祉士を取得し東洋大学大学院へ進むと原爆小頭症の親子の会「きのこ会」との出会いを果たし、著作『きのこ雲の下から、明日へ』を出版した。[出典5]
斎藤は同書に込めた思いを次のように明かしている。
一生懸命生きている家族の方々の記録を残したいと思い,執筆しました。
『明日へ』の意味は,同じ思いをする人を生ませない,2度と繰り返させないという核廃絶への思いとともに,医師からは20歳まで生きられないと言われ,希望が見えない気がするけれど,一生懸命に60歳を超えても生きている,人間の強さ・可能性を教えてくれた人たちなので,その方たちへの思いを込めました。[出典1]
私生活
結婚そして離婚
喜劇俳優・芦屋小雁と28歳もの年齢差を飛び越えて電撃結婚。
1987年1月16日には神奈川県川崎市のカトリック教会にて挙式していた。
当時開いた結婚報告記者会見内で、斎藤は、
年の差がどうのこうのより、こんな人に出会えたのがうれしい。
どうしてもこの人と一緒に歩きたいと思いました。若い、少年みたいな人です。とてもやさしく温かい人
と報告。
その後1男1女を設けるも、1995年には離婚を発表した。[出典6]
出演
映画
- 向日葵の丘 1983年夏 多香子の母親 役
- この国の空
- 無伴奏
- 海難1890
テレビ番組
出典
- 『斉藤とも子さん: わたしと司法』(関東弁護士会連合会)
- 『斉藤とも子』(タレントデータバンク)
- 『キャスト』(映画『無伴奏』公式サイト)
- 『斉藤とも子のプロフィール/写真/画像』(goo ニュース)
- 『きのこ雲の下から、明日へ 単行本 – 2005/8』(Amazon)
- 『芦屋小雁・斉藤とも子 28歳差の電撃婚』(日刊ゲンダイDIGITAL)
兵庫県出身。NHK教育『若い広場』のコーナー「マイブック」に出演し、注目される。女優として、映画・テレビ・舞台・CMなどで活躍。また、1999年には東洋大学社会学部社会福祉学科に進学するなど、福祉、原爆にも関心が高い。主な出演作品は、映画『ひめゆりの塔』『父よ母よ』、NHK『土曜ドラマ「再生の町」』、ラジオドラマ『夕凪の街 桜の国』など。2011年8月6日にはマツダスタジアムの広島対巨人戦で詩「8月6日」を朗読。
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