2016年6月24日更新
どんな人?
- 柚香光は2009年に第95期生として宝塚歌劇団へ入団。男役としてデビュー。
- 2011年『Le Paradis!!』の妖精役に抜擢されて注目を集める。
- 2014年2月の『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』では新人公演初主演を務めた。
生い立ち
母親が宝塚音楽学校の入学願書を持ち帰った
柚香光は中学3年生の頃、母親が書店のレジ横で見つけた宝塚音楽学校の入学願書を持ち帰ってきたことから、受験を決めたといい、初めての観劇は願書を提出した後だったという。
初めて観た作品は、月組の『パリの空よりも高く』。[出典1]
舞台の感想について、柚香は、
それまで鑑賞していたバレエ公演などの舞台とは違い、盆が回ったりセリが上がったりする豪華な舞台装置、華やかなお衣装、オーケストラによる生演奏、台詞や歌があってダイレクトに話が伝わり感情移入できるお芝居などすべてに感激して、願書を出して良かったなと思いました。[出典1]
と語っている。
芸能活動
バウ公演『ヴィクトリアン・ジャズ』、日本青年館公演『おかしな二人』
柚香光は2012年に宝塚バウ公演『ヴィクトリアン・ジャズ』、日本青年館公演『おかしな二人』に出演した。
ほぼ同時期に2つの舞台の練習をこなすハードスケージュールだが、柚香は「今までにない役に挑戦するのでぜひ見ていてください。」と意気揚々。バウ公演『ヴィクトリアン・ジャズ』では19世紀末のエドワード英国皇太子を演じた。ヴィクトリア女王とそりが合わず、陰謀に利用されるキーパーソン役である。
女王役は宝塚女優の桜一花。大先輩の実力派娘役との共演に「本当に勉強になります」と稽古にも気合が入ったようだ。
稽古は大変ですが、こうしてたくさんの課題を与えていただけるのはありがたいこと。あくまで柔軟に、いっぱい吸収したいですね[出典2]
と前向きな姿勢を見せた。[出典2]
入団6年目憧れの役に
2014年、柚香光は入団6年目にして自身の憧れだった役を勝ち取った。それは舞台『エリザベート』の主役。男役なら誰もが憧れる役とあって柚香は
入団6年目でこんな素晴らしい作品に巡り合えたうえ、男役なら誰もが憧れるトート役で、新人公演の主演をさせていただけたなんて[出典5]
と興奮冷めやらぬ様子で語った。[出典5]
大先輩・蘭寿とむを尊敬
柚香光は花組のトップスター蘭寿とむのサヨナラ公演で舞台『ラスト・タイクーン』の新人公演で主演を務めた。
主演が決まった際には「蘭寿とむさんが卒業される最後の舞台で、新人公演の主演をさせていただくことになり、嬉しさと責任を感じています」と喜びを露わにするとともに身を引き締めた。そして
蘭寿とむさんの稽古に対する真摯な姿勢、組子たちへの思いやり、スタッフの方々への配慮、おごることのない研究心など、今回の公演で改めて見習わなければいけないことがたくさんあることに気づきました[出典3]
と語った。[出典3]
出演歴
舞台
2009年『薔薇に降る雨/Amour それは…』
2012年『ヴィクトリアン ジャズ』
2012年『おかしな二人』
2014年『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』
私生活
一日署長に挑戦
2012年、柚香光は兵庫県警宝塚署の「一日署長」に挑戦した。柚香は年末特別警戒の発隊式に参加すると署員らを激励。そして警察の礼服に身を包み署員やパトカーを視閲。柚香は
県警のスローガン『強く、正しく、温かく』は歌劇団のモットーと似ていて親しみを感じるとともに、強さが加わっていて頼もしい。市民が安心して暮らせる街づくりのためご尽力お願いします[出典4]
と述べた。その後はパトカーと白バイがパトロールに出発するのを見届け、市内の犯罪状況などについて説明を受けた。日ごろは警察との接点が少ないとあって「身の引き締まる思い。舞台とは違う緊張感があった」と話していた。[出典4]