2016年7月12日更新
どんな人?
- 柴田秀勝は、大学卒業後、関西歌舞伎を経て1958年に俳優として芸能界デビュー。1969年には芸能事務所・俳協のマネージャーだった久保進らと共に、青二プロダクションを設立した。
- 同年、テレビアニメ『タイガーマスク』(よみうりテレビ)に出演したことをきっかけに、声優活動を開始。ナレーターとしては第28回『国際産業映画・ビデオ祭文部大臣賞』、第29回『国際産業映画・ビデオ祭通商産業大臣賞』を受賞している。
- 現在は出演作を重ねつつ、自身の経験を活かして後進の育成に尽力。
芸能活動
俳優として
大学卒業後、関西歌舞伎を経て1958年に俳優として芸能界デビュー。
1969年には芸能事務所である俳協のマネージャーだった久保進らと共に、青二プロダクションを設立した。[出典1]
柴田が俳優を志したのは吃音を治すためだったといい、
当初目標としていたのは歌手なんですけどね。
吃音症でも、歌を歌うとどもることがない、と言われていた。
だから歌の世界を目指してのど自慢に出たら……(苦笑)、歌をあきらめて歌舞伎の世界を目指したのがきっかけです。
歌舞伎を勉強できる大学は3つしかなかったんですよ、学習院と早稲田と日芸(日本大学芸術学部)と。
それで日芸に行った。4年間歌舞伎の勉強をして卒業しました。
と明かしている。[出典1]
声優・ナレーターとして
1969年、テレビアニメ『タイガーマスク』(よみうりテレビ)にミスターX役で出演したことをきっかけに、声優活動を開始。
柴田の吃音が直ったのはその頃だと語る。
初めて声のお仕事をした『タイガーマスク』に吃音の出やすいタ行の台詞があったんですよ。「タイガーめ!」という。
ミスターXは主役の伊達直人=タイガーマスクを目の敵にしている役でしたからね。番組の終わりには必ず「タイガーめ」と言わなきゃいけない。
当初はなかなか「タ」が言いづらかったんですよ。ところが含み笑いをしてから言うと、タが出たんですよ。「ふっふっふ、タイガーめ」と。
あれは呼吸法でしょうね。タイガーマスク130本の、ちょうど真ん中辺りには治っていたと思います。
また柴田はナレーターとしても活躍し、第28回『国際産業映画・ビデオ祭文部大臣賞』、第29回『国際産業映画・ビデオ祭通商産業大臣賞』を受賞している。[出典1]
そんな柴田の主な出演作は次の通り。[出典2]
- 『宇宙戦艦ヤマト』(日本テレビ系) ガイデル
- 『ジパング』(TBS系) ヴァンデクリフト
- 『鋼の錬金術師』(TBS系) キング・ブラッドレイ
- 『DRAGON BALL GT』(フジテレビ系) 一星龍
- 『DRAGON QUEST』(フジテレビ系) ムーア
- 『惑星ロボ ダンガードA』(フジテレビ系) 一文字断鉄
- 『宇宙海賊キャプテンハーロック』(テレビ朝日系) ナレーション
- 『NARUTO-ナルト-』(テレビ東京系)三代目火影
- 『スーパーロボット大戦OG~ディバイン・ウォーズ~』(テレビ東京系) ダイテツ・ミナセ
- 『ケロロ軍曹』(テレビ東京系) ゲロロ艦長
- 『地獄少女』(毎日放送)人面蜘蛛
- 『十二国記』(NHK) 元魁
現在の活動
現在の柴田は演作を重ねつつ、自身の経験を活かして後進の育成に尽力中である。[出典1]
私生活
会員制バー「突風」をオープン
柴田は俳優業を開始すると同時に、新宿ゴールデン街内に会員制バー「突風」をオープンさせている。[出典1]