どんな人?
- 清水聡は、大橋ジムに所属するプロボクサー。長らくアマチュアボクサーとして活躍していたが、2016年7月5日にプロ転向を正式表明した。
- 2012年に出場したロンドン五輪の2回戦では、明らかなミスジャッジで敗北するも、後日不正が認められ、準々決勝に進出。銅メダルを獲得し、44年ぶりの五輪ボクシング日本人メダリストとなった。
- リオデジャネイロ五輪代表権がかかる選考会で成松大介に敗れたため、清水はリオデジャネイロ五輪日本代表補欠選手である。
選手活動
戦歴
中学3年生の時、父親の友人のボクシングジムに通い始める。
大学に進学後の2007年には、国体・全日本選手権で優勝。
2008年の北京五輪は、惜しくも2回戦で敗戦した。
2012年には、北京のリベンジをかけてロンドン五輪に出場。
同大会の2回戦で、明らかなミスジャッジで敗北するも、後日不正が認められ、判定が覆り準々決勝に進出。[出典1]清水は銅メダルを獲得し、44年ぶりの五輪ボクシング日本人メダリストとなった。[出典2]
リオ五輪代表補欠に
リオデジャネイロ五輪代表権がかかる選考会が2016年1月25日に開催。
ライト級で全日本6連覇中の成松大介に0-2の判定で敗れ、清水は補欠に。
清水は過去2戦2勝だった相手を、
予想どおりに強くなっていた。てこずった
と振り返った。[出典4]
プロへの転向
清水は長らくアマチュアボクサーとして活躍してきた。
だが2016年7月5日、プロ転向を正式表明。大橋ジムに所属し、同月29日のプロテストを経て、2ヶ月後の6回戦デビューを目指す。
横浜市の大橋ジムで会見した清水は、
リオ五輪出場の道がなくなり、東京五輪を目指そうと思ったが、年齢的にもモチベーションが難しかった。
新たなステージで挑戦したいと思った
と理由を説明。
目標は世界王者。世界王者にならないとやる意味がない
と意気込みを語った。[出典3]
私生活
銅メダル紛失騒動
2013年3月、東京・渋谷区の東京体育館で行われたイベントに参加した際、会場にロンドン五輪で獲得した銅メダルを持参。この4日後に紛失に気付き「盗まれた可能性がある」と清水は警察に被害届を提出していた。
当時は清水本人が、
控え室のテーブルの上に置いた。そのとき盗まれたかもしれない
と話したことで、警察官は東京体育館で実況見分を行い、当時現場にいた関係者も聴取するなど、窃盗事件として捜査していた。
しかし、これは盗難事件ですらなかったという。
なぜなら、清水は2015年末、埼玉県から東京都に転居。
その際に、メダルに傷をつけないようくるんでいた衣類と一緒に、盗難されたはずのメダルも見つかったという話だ。
清水は2016年1月9日に盗難届を取り下げ、同月13日に東京体育館に謝罪に出向いたという。[出典5]