どんな人?
- 一青妙は女優、歯科医師の二足のわらじを履く。2007年に映画『恋するイノセントマン』で初主演を果たした。
- 歌手として活躍する一青窈の実姉。
- 作家活動も行っており、2012年には自身初となるエッセイ集『私の箱子(シャンズ)』(講談社)を出版した。
生い立ち
父は台湾人
一青の父親は日本統治時代の台湾人。
そのため一青は小学校時代を台湾で過ごしている。[出典1]
妹は歌手
両親との死別
一青は11歳から日本で暮らしはじめるも、中学校のときに父を亡くし、続く大学時代には母と死別している。[出典2]
芸能活動
二足のわらじを履く
歯科大学卒業後、歯科医師として働きながら女優業をこなしている一青。[出典2]
異色の兼業を物ともしない一青は自身について以下のように分析している。
国籍うんぬんというより、両親の個性でしょうねえ。石橋を叩かずに無茶しちゃうのが母の遺伝子。
そして一度そう思ったら相談する前に決めている頑固な部分は父の遺伝子。
中学から部活は掛け持ちしてましたし、海外を放浪もして、砂漠でラクダに乗って後ろのガイドさんに胸をわしづかみにされるなど、危ない目にも何度も遭いました(笑い)。
女優を目指したのも25才を超えてからですし。[出典3]
2007年は連続ドラマ『探偵A』(SKY PerfecTV)、『はぐれ刑事純情派』(テレビ朝日系)、『はみだし刑事純情派』(テレビ朝日系)、『黒革の手帳』(テレビ朝日系)などに出演、2008年には『上海タイフーン』(NHK系)でレギュラー出演を果たした。
翌年にはテレビ東京開局45周年特別ドラマ『春さらば〜おばあちゃん天国に財布はいらないよ〜』(テレビ東京系)に顔を出し、また連続ドラマ『エゴイスト〜egoist〜』(東海テレビ系)ではレギュラー出演。
映画においては2007年『恋するイノセントマン』で初主演、翌年には長編アニメーション『パッテンライ!! 南の島の水ものがたり』に参加している。
舞台にも積極的な出演を行っており、2006年『黒い雨』、『苦悩のピラミッダー』、『負けぇせん!』など、2007年『やや黄色い熱をおびた旅人』、『あいあい傘』、『沈黙の自治会」など、2008年『ゴッホのピストル』、翌年には『ゲニウスロキ』などへの出演歴がある。[出典4]
作家として
一青は2012年1月16日に、自身初となるエッセイ集『私の箱子(シャンズ)』(講談社)を出版。
本作は中国版も発売され、2013年度の「開巻好書奨」を受賞している。[出典5]
本作について一青は以下のようなコメントを寄せている。
この本は、母が生前残してくれた小さな箱の中から、家族の手紙、向かいsの写真、母親の日記などが見つかったことをきっかけに、私が子供のころの記憶をたどり、両親について理解しようとして、もがいたプロセスを描いたものです。
本を呼んでくださった方々が、家族でも両親でも他の何かでも、ご自身の大切な部分をもう一度しっかりと見つめ直すきっかけにしてくれれば、心から嬉しく思います。[出典2]
また2013年6月28日に刊行されたエッセイ『ママ、ごはんまだ?』(講談社)は映画化され、その主題歌を妹である歌手の一青窈が担当した。
一青窈は、
(主題歌は)姉の気持ちになって書きました。母子家庭の時代、ちゃんと聞き分けのいいこにならなくちゃ、とずいぶん頑張って“おねえちゃん”でいてくれたと思います。
母亡き後は、同時に母の役目を担ったり、1人の女でありもっと甘えたかったのではと想像しました。
と、かつてを振り返っている。[出典6]