内海賢二

芸能活動

芸歴

1960年代のアニメ草創期から声優活動を開始。

『Dr.スランプアラレちゃん』（フジテレビ系）の則巻千兵衛、『新造人間キャシャーン』（フジテレビ系）のブライキングボスなど、張りのある低音を生かして数多くのアニメに出演した。
近年も、『鋼の錬金術師』（TBS系ほか）のアームストロング少佐役など、人気アニメの第一線で活躍し続けていた。
洋画ではスティーブ・マックイーンやジャック・ニコルソンの吹き替えを担当。

2013年夏に放送されたテレビアニメ『銀の匙』（東海テレビほか）の轟先生役が内海にとって最後の作品となった。　^{[出典1][出典2]}

WEBラジオ『ラジオ けんぷファー 賢二と愛のわくわく臓物ランド』

2009年10月より放送開始となったテレビアニメ『けんぷファー』（TBS系）。
そのWEBラジオ『ラジオ けんぷファー 賢二と愛のわくわく臓物ランド』が同年9月4日よりスタートした。
内海は『けんぷファー』（TBS系）で沙倉楓を演じる20歳の中島愛と共にパーソナリティーを務め、2人の年の差半世紀以上ということで話題を呼んだ。

同ラジオは6つのコーナーから構成。
第一回の収録から盛り上がりをみせ、

この年でこんなカワイコちゃんと仕事ができて楽しいなっていうのがありますね(笑)。
こういったアニメーション番組のラジオは初めてで、訳がわからないうちに始まってしまいましたが、僕自身は楽しかったですよ。
愛ちゃんがどう思ったかはわからないですけど(笑)

と内海はコメントした。^[出典3]

声優事務所「賢プロダクション」会長

内海は、声優事務所「賢プロダクション」の会長として後進の育成にも努めていた。^[出典1]
同プロダクションはツイッターのアカウントも開設しており、日々所属声優にまつわる情報を発信している。

https://twitter.com/kenpro_official/status/751072977454641153

https://twitter.com/kenpro_official/status/749155855753326592

私生活

結婚

妻は同じく声優の野村道子。^[出典1]

がん性腹膜炎

2013年6月13日、内海は膀胱がんによるがん性腹膜炎のため東京都新宿区の病院で死去した。75歳だった。^[出典1]

告別式

告別式は同年6月20日に東京の青山葬儀所で営まれた。
内海は賢プロダクションの会長でもあるため、葬儀は賢プロダクションによる社葬式、特定の宗旨・宗派にとらわれない「自由葬」として行われた。^[出典4]

仲間からの弔辞・お別れの言葉

弔辞・お別れの言葉を述べたのは、声優仲間である戸田恵子、小山茉美、羽佐間道夫、中村正の4名。
戸田は、キャッツアイやアンパンマンなどでのエピソードを交え、

病気よりも足が動かなくなったことを、ひどく落胆されていました

と号泣。小山は締めくくりにアラレちゃんの声で

博士！ 聞こえる？ 則巻アラレだよ。みんなねぇ、博士と会えてめっちゃんこ、うれしかったよ。たくさんの愛をあんがとさんでした。またどこかで会おうね。

と呼びかけ、そして一呼吸置いて「ばいちゃ！」とお別れした。^[出典4]

出演

映画

• ロードオブザリング
• 映画ドラえもん　のび太の恐竜2006

出典

1. 『内海賢二さん死去＝アニメ声優の草分け－７５歳』（時事ドットコム）
2. 『声優内海賢二さん死去「アラレちゃん」則巻千兵衛「北斗の拳」ラオウ』（スポニチ Sponichi Annex 芸能）
3. 『年の差なんと半世紀以上! 内海賢二と中島愛がメインパーソナリティー - WEBラジオ「ラジオ けんぷファー 賢二と愛のわくわく臓物ランド」配信開始』（マイナビニュース）
4. 『声優・内海賢二さんの葬儀レポート』（All About）