2020年11月10日更新

出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 渋川清彦は「個性派監督」が手がける映画作品に数多く出演する俳優である。
- 19歳の時、アメリカの写真家であるナン・ゴールディンに声を掛けられ、写真集『Tokyo Love』のモデルを務めデビューした。当時の芸名は「KEE」である。
- 2006年に芸名を現在の「渋川清彦」に改名。2014年に公開された映画『そして泥船はゆく』で初主演を果たす。
生い立ち
1974年7月2日生まれ、群馬県渋川市出身。[出典1]
元々ドラムが好きであったため、上京し音楽専門学校に通いながらバンド活動をしていた。[出典2]
しかし、1年で中退しブラブラしていた19歳の時、アメリカの写真家であるナン・ゴールディンに声をかけられる。これが渋川の芸能界入りのきっかけとなった。[出典2][出典3]
芸能活動
ナン・ゴールディンに声をかけられモデルに
ナン・ゴールディンに声をかけられた渋川清彦は、写真集『Tokyo Love』でモデル・KEEとしてデビューした。[出典2][出典3]
渋川の放つ不思議な存在感がクリエイターの目に留まり、様々な媒体やショーで活躍していたという。[出典2]
1998年に映画デビュー
渋川は1998年、豊田利晃監督の『ポルノスター』で映画初出演を果たした。[出典2]
この作品は豊田利晃の初監督作品でもあり、風俗店を経営するチンピラと、ヤクザ狩りをする正体不明の青年との関わりを描いたストリートムービーと呼ばれるジャンルの映画である。[出典4]
渋川は映画デビュー以来、個性派監督が手がける映画作品に数多く出演している。[出典4]
2006年に改名
2006年、それまでの芸名である「KEE」から「渋川清彦」に改名した。[出典3]
「最も使いたい俳優」の1人
渋川は、映画業界で「最も使いたい」と言われる俳優の1人だという。
2015年に出演し、公開された映画は10本。
全国で上映される作品から上映館が10館に満たない作品まで、様々な作品に出演している。[出典3]
渋川は出演する映画について、
(作品規模の)でかい、小さいにかかわらず、こだわりなく、ずっとやっているんで。小さい作品から声がかかるから…面白そうだから乗っかっておこうという感じで、特に計算はしていないです。[出典3]
と明かした上で、
(大作より小さい作品の方が)俺の中では全然、やりやすい。(演じている現場の)人数が少ない方がいい。あまり人が(演技を)見ない方が、俺はいいんですよ。何か、いろいろ引っかき回したいですね…世間を[出典3]
と語っている。
主な出演作品
渋川の出演した代表的な映画作品として
- 『Playback』
- 『そして泥船はゆく』
- 『Starting Over』
- 『チョコリエッタ』
- 『お盆の弟』
- 『モーターズ』
- 『アレノ』
が挙げられる。[出典1]
渋川は2014年公開の『そして泥船はゆく』で映画初主演を果たしている。[出典1]
また、渋川は映画の他にテレビドラマや舞台、CMにも多数出演している。[出典1]
私生活
2015年夏に子供が誕生
渋川清彦は既婚で、2015年夏には子供が誕生した。[出典5]
これまで以上に稼がなければならない渋川であるが、映画のギャラは安いという。[出典5]
なぜギャラの安い映画に出演し続けるのか。その問いに渋川は
映画、熱いから[出典5]
と答えた。
タトゥーを消さない理由
渋川の身体にはタトゥーが入れてある。[出典6]
タトゥーを入れた理由として、映画『カンザス/カンザス経由→N.Y.行き』でマット・ディロンが黒ヒョウのタトゥーを入れていたのを見て「カッコいいなぁ」と思ったから、と語っている。[出典6]
ただ、タトゥーが入っていることで出演できない作品もある。が、渋川はそのことに絶望していないようだ。渋川は「墨が入った役者が活躍したら面白いよね」と漏らし、
アメリカだとお巡りでも墨入ってる人がいるでしょ。でも日本だとそれだけで悪人のイメージで。でも、そんな俺がテレビで活躍できたらちょっと面白い。[出典6]
と語った。
出演
テレビ番組
- ラヴソング (フジテレビ)
- 植物男子ベランダー SEASON2 (NHK BS プレミアム)
- この街の命に (WOWOW)
- 劇団演技者。〜激情〜
- ふたがしら2
- プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~
- モンテ・クリスト伯 ー華麗なる復讐ー
- ルームロンダリング(ドラマ)
- ひとりキャンプで食って寝る
- 恋する母たち
映画
- フィッシュストーリー (ショウゲート)
- ソレダケ/that’s it (ライブ・ビューイング・ジャパン)
- 不気味なものの肌に触れる (fictive)
- 千年の愉楽 (スコーレ)
- 生きてるものはいないのか (ファントム・フィルム)
- ラブ&ピース
- ラブ&ピース マネージャー/稲川さとる 役
- つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語
- 46億年の恋
- ボーイズ・オン・ザ・ラン
- 横道世之介
- 空中庭園
- 俺俺
- 追憶
- 極道大戦争
- ゴールデンスランバー
- 泣き虫しょったんの奇跡
- 島々清しゃ
- 止められるか、俺たちを
- ばるぼら
- パンク侍、斬られて候
- 閉鎖病棟-それぞれの朝-
- 高崎グラフィティ
- ルームロンダリング
- アウト&アウト
- 榎田貿易堂
- 閉鎖病棟―それぞれの朝―
- アレノ
- 酔うと化け物になる父がつらい
出典
- 『渋川 清彦』(DECADEinc.com|株式会社ディケイド)
- 『煙たい男たち|Case24 渋川清彦』(Rolling Stone(ローリングストーン) 日本版)
- 『「最も使いたい」俳優・渋川清彦は“映画伝道師”』(日刊スポーツ)
- 『ポルノスター : 作品情報』(映画.com)
- 『煙たい男たち|Case24 渋川清彦』(Rolling Stone(ローリングストーン) 日本版)
- 『煙たい男たち|Case24 渋川清彦』(Rolling Stone(ローリングストーン) 日本版)
男性ファッション誌『MEN'S NON-NO』『smart』などでモデルとして活躍。1998年『ポルノスター』でスクリーンデビュー。2004年、映画『せかいのおわり world's end girl friend』で初主演を果たす。その他の主な出演作品に、日本テレビ『ストレートニュース』、フジテレビ『きらきらひかる』『タブロイド』『劇団 演技者 ~激情篇~』、映画『WASABI』『青い春』『火星のカノン』『ガールフレンド』『空中庭園』、CM『ダイワハウス』ほか。
出典:タレントデータバンク