2020年11月13日更新

出典:タレントデータバンク
どんな人?
役者になるまで
上京〜東京乾電池
皆川猿時は1971年、福島県に生まれた。[出典1]
上京後は劇団「東京乾電池」の研究生となり、稽古を積んだ。
しかし稽古をふざけながら受けていたこともあり、先生から
『田舎に帰れ!』[出典2]
と怒られることが多々あったという。
そんな皆川は結局劇団員になることができず、当時のことについて皆川は、
当時の僕は、芝居の厳しさ、難しさをまったくわかってなかった。劇団員になれなかったのも、当然だと思います[出典2]
と自分の甘かった部分を語っている。[出典2]
▼皆川猿時
大人計画に夢中に!
東京乾電池の劇団員になれなかった皆川は、劇団員になれずにいたもう一人のメンバーと芝居することを試みた。
台本もオリジナルで書き、計3本の芝居を披露したが、借金ができてしまったと明かしている。[出典2]
そんな中大人計画の舞台にインパクトを受け、釘付けになった彼は、同劇団に入団することを決意した。[出典3]
オーディションの結果は?
猿川皆時は大人計画のオーディションの思い出を語っている。
オーディションには水着審査やダンス審査といったものがあったようだ。[出典3]
水着審査では、水着を忘れ下着になる女性受験者を目の当たりにして、
『やっぱ水着と下着って違うんだな』って思いましたね。『水着の方がいいな』って。[出典3]
とユーモラスな思い出を明かした。
また、ダンス審査は演歌に合わせてオリジナルの踊りを披露するという課題であったという。
その時皆川は、以前タイの現地人に見せてもらった、スローで踊って最終的にポーズを決める「セクシーダンス」を披露したと語っている。
面白いなぁと思ったので、それをやりました。僕1人だけ動いてない、みたいな(笑)。[出典3]
と一人だけ独特のダンスを見せたことを振り返っている。
そういった経緯を経て、なんとか皆川は合格となり、大人計画の一員となった。[出典3]
▼晴れて一員に
https://twitter.com/MINATO_KAWORU/status/799532251423899648
グループ魂・港カヲル
大人計画駆け出し中
大人計画の一員となって間もない頃、皆川は「自分が面白くなる方法」を見つけることができず、もがいていたという。[出典3]
同劇団員の松尾スズキからは、[出典4]
何でお前のこととったかな[出典3]
と直接厳しい言葉をかけられたことを明かしている。
『ヒドいこと言うなあ』と思いましたけど、自分でもどっかで『そうだよな』って思いましたからね。[出典3]
という皆川は、当時面白さよりも自身のかっこよさを優先していたことから、納得してしまう部分があったようだ。[出典3]
宮藤官九郎のおかげで・・・
悶々とした日々を過ごす皆川はある時、同劇団員である宮藤官九郎から「グループ魂」のMC・港カヲルを命名された。[出典3][出典4]
皆川は、宮藤官九郎が書いたキャラクターの設定や台本によって人に笑ってもらうことができたという。
それくらいから図に乗り始めたんじゃないですかね(笑)[出典3]
と語る彼は、宮藤官九郎に太れと言われてる内に実際に太ってしまい、かっこつけることもなくなったと明かしている。[出典3]
▼皆川扮する港カヲル
https://twitter.com/MINATO_KAWORU/status/824949701325713410
「グループ魂」の港カヲルとして
元々グループ魂は破壊(阿部サダヲ)、暴動(宮藤官九郎)、バイト君(村杉蝉之介)の大人計画に所属する3人で結成されたものだった。[出典4][出典5]
その後、港カヲル(皆川猿時)を含む四人がメンバーに加入。七人編成のパンクコントバンドとして人気を博している。[出典5]
▼グループ魂のメンバー
https://twitter.com/MINATO_KAWORU/status/800931451399061504
皆川は、1997年5月28日〜30日、下北沢のクラブで行われた「ソウルフル~ジャニスジョップリン、こたつで寝る」にて「港カヲル」として初登場。
ライブ終了後にはギタリスト・暴動(宮藤官九郎)との大喧嘩が勃発。
この出来事が、
グループ魂がコントバンドからパンクバンドになった瞬間[出典6]
となっている。
グループ魂は2005年10月にシングル『君にジュースを買ってあげる♥』を大ヒットさせ、同年末、同曲で『紅白歌合戦』(NHK)へ出場した。
2011年には結成15周年アニバーサリーとして全国ツアーが開催され、ツアーファイナルでは初となる日本武道館でのワンマンライブを実施した。[出典5]
▼人気バンドの一員
https://twitter.com/MINATO_KAWORU/status/793755556267732992
ソロデビュー
2017年に46歳を迎えた港カヲル(猿川皆時)はソロデビューを果たし、アルバム『俺でいいのかい ~港カヲル、歌いすぎる~』をリリース。
同アルバムは前山田健一や神田沙也加といった豪華な面々が参加し、カバー曲、オリジナル曲によって構成されている。
ちなみに、神田沙也加をオファーした理由は単に歌が上手く、遠い存在であったからだと、暴動と港カヲルは語っている。[出典7]
▼ソロデビュー
1971年2月1日生まれ、福島県出身の俳優。数多くのドラマ・舞台・映画に出演。宮藤官九郎、阿部サダヲらによる「グループ魂」ではMCを担当し「港カヲル」として活躍。主な出演作は、NHK『連続テレビ小説「あまちゃん」』『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~』『道草』、Eテレ『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』、テレビ東京『さぼリーマン甘太朗』『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』、TBS『下剋上受験』、フジテレビ『ビター・ブラッド』、映画『バクマン。』『ジヌよさらば~かむろば村へ~』『土竜の唄 香港狂騒曲』『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』、舞台『業音』『さらば!あぶない刑事にヨロシク』『ニンゲン御破算』『ロミオとジュリエット』など他多数。
出典:タレントデータバンク