2016年6月21日更新
どんな人?
- 笠智衆は1925年松竹に入社。大部屋俳優として約10年過ごした後、小津安二郎監督に見いだされる。
- 小津安二郎監督の『大学よいとこ』で助演して以降、『晩春』『東京物語』など、小津監督作品には欠かせない俳優となった。
- 小津安二郎の他、名匠と呼ばれる、黒澤明、木下惠介、岡本喜八、山田洋次などの作品にも数多く出演している。
プロフィール
本名 | 笠智衆 |
生年月日 | 1904年5月13日 |
没年月日 | 1993年3月16日(満88歳没) |
身長 / 血液型 | 171cm / A型 |
出身地 | 熊本県玉名郡玉水村立花 |
最終学歴 | 東洋大学印度哲学科 |
デビュー年 | 1928年 |
芸能活動
『男はつらいよ』シリーズへの出演
笠智衆は数々の名作と呼ばれる映画に出演している。
1969年にスタートした山田洋次監督の大人気シリーズ『男はつらいよ』では笠智が亡くなる1993年まで「御前様」を演じた。
1992年の『男はつらいよ 寅次郎の青春』が公開されたのは笠智が亡くなる3ヶ月前で、笠智の遺作となった。[出典1]
88歳で生涯を閉じる
笠智衆は1993年3月16日にその生涯を閉じた。88歳だった。[出典3]
没後
笠智衆の没後、その功績を後世にも伝えようと鎌倉市川喜田記念館では、企画展『鎌倉の映画人: 監督 小津安二郎と俳優 笠智衆-日本の映画 日本の心』を開催した。
鎌倉にゆかりのある映画監督・小津安二郎と俳優の笠智衆の映画世界を見ていくこの企画展。彼らの愛用の品々や映画資料の展示、そして代表作の映画上映を行ったという。
同館は「”日本の心”を永遠に伝え続ける珠玉の映画の数々をぜひお楽しみください」と呼びかけた。
このことからも笠智衆が如何に偉大な存在であったかが窺える。[出典2]
出演歴
1920年代
『学生ロマンス 若き日』 - 学生 役[出典4]
1930年代
『大学よいとこ』- 天野 役[出典5]
『一人息子』 - 大久保先生 役[出典6]
1940年代
『父ありき』 - 堀川周平 役[出典7]
『花咲く港』 - 野羽玉 役
『乙女のゐる基地』 - 大多隊長 役
1950年代
『善魔』 - 鳥羽了遠 役
『殉愛』 - 秋田栄三 役[出典8]
1960年代
『春の夢』 - 渥美信一郎
『好人好日』 - 尾関等 役
『男はつらいよシリーズ』
1970年代
『男一匹ガキ大将』
『聖職の碑』 - 片桐福太郎 役[出典9]
1980年代
『海峡』 - 阿久津才次 役[出典10]
『それから』 - 長井得 役
1990年代
『ひかりごけ』 - 裁判長 役[出典11]