どんな人?
- 萩原流行は、映画『里見八犬伝』や『新宿やくざ狂犬伝・一匹灯』に出演した俳優。俳優として幅広い役を演じきる一方、バラエティ番組でも活躍していた。
- 妻は舞台『自由劇場』で共演したまゆ美さん。仲のいい夫婦として評判だった。だが夫婦揃ってうつ病を患っており、妻のまゆ美さんは著書『Wうつ』を出版している。
- 2015年4月22日に警視庁の護送車が安全確認を怠って車線変更したため、オートバイを運転していた萩原は転倒。62歳の若さでこの世を去った。
萩原流行の生い立ち
萩原流行は1953年4月8日生まれ、東京都世田谷区出身。本名は萩原光男である。[出典1][出典2]
高校は、世田谷学園高校を卒業している。[出典1]
萩原流行の芸能活動
劇団「つかこうへい事務所」に所属
高校を卒業後、萩原流行は演劇活動をスタートさせた。
萩原は劇団「ザ・スーパーカンパニー」に所属したのち、1982年に劇団「つかこうへい事務所」に加入。
舞台で活動していく中、同年はつかが脚本を担当した『蒲田行進曲』において、映画初出演を飾った。[出典1]
数多くの配役で活躍
萩原流行が映画やドラマで演じた役はさまざま。
ドラマ『つか版忠臣蔵』(テレビ東京系)では近松門左衛門役をハイテンションに演じ、映画『里見八犬伝』では蛇使いの役を色っぽく演じた。
1990年代半ばからは強面を活かしたやくざ役が多くなり、映画『新宿やくざ狂犬伝・一匹灯』や『平成金融伝・裁き人』などに出演。
50歳を超えてからは、バラエティ番組でも活躍していた。[出典1][出典2]
また、萩原が言う
りゅうこうと書いて、ながれと読むんです[出典3]
という発言は、ものまねタレントの神無月にものまねされることもあった。[出典3]
▼ものまねタレントの神無月
萩原流行の私生活
大の猫好き
萩原流行は、ペットとしてオス猫の”小鉄”を飼っており、「小鉄日記」という日記で小鉄に扮して日記を書いていたほどの愛猫家であった。
2001年に小鉄が亡くなった後は、とあるインタビューで[出典4]
自分さえ良ければいい、他人のことなんて関係ねぇ、正直言って女房のことすらどうでもいい……そんなふうに生きていた僕に、小鉄はたくさんのことを教えてくれた[出典5]
と語っている。
その他、同インタビューでは小鉄との思い出などについて語った。[出典5]
趣味はウエスタンファッション
妻のまゆ美さん曰く、
昔からスティーブ・マックイーンのファンだった[出典6]
という萩原。
そんな萩原の私服は、こだわり抜いたカウボーイスタイルだった。
萩原がカウボーイスタイルをするようになったのは40歳を超えてから。[出典6]
だが、昔から西部劇好きで、下積み時代には
お金が入ったら、あんな格好がしたい[出典2]
と漏らしていたそうだ。
クロコダイルや象の革のブーツまで持っていたという萩原のウエスタンファッションコレクションは、仕事でアメリカを訪れた際に購入していたという。[出典2][出典6]