2019年5月23日更新
出典：タレントデータバンク
どんな人？
- 鳳蘭は宝塚歌劇団の星組トップスターを務め、『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』などに主演した女優。2016年には長年の功績が認められ旭日小綬章を受賞した。
- 1980年に結婚するも、1986年に離婚。元夫との間に2人の愛娘を儲けており、次女の荘田由紀は女優として活動している。
- 近年は『鳳蘭レビューアカデミー』の校長に就任し、後進の育成に尽力している。
プロフィール
| 芸名 / 読み | 鳳 蘭 / おおとり らん |
| 誕生日 | 1月22日 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 身長 / 体重 / 血液型 | 170.0cm / 55.0kg / A型 |
| 星座 / 干支 | みずがめ座 / 戌年 |
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生い立ち
中華学校に通う
中国・上海出身の両親の元に生まれた鳳は[出典1]、小・中学校時代を地元中国人の子どもらが通う神戸中華同文学校で過ごした。
学校では、同級生も先生も中国人、授業は中国語で行われ、教科書も中国語で書かれていました。
日本の中にあるけれど、外国みたい。悪いことをしたお仕置きに、廊下にひざで立たされました。
私も宿題を忘れて立たされたことがあったけれど、これが痛いのなんのって。[出典2]
芸能活動
宝塚音楽学校へ
中学生の頃、同級生が宝塚音楽学校を受験したことをきっかけに興味を持ち、高校受験のつもりで同校に願書を提出。
当時、神戸中華同文学校から入学した人は一人もいません。
先生も応援してくれ、苦手だった音楽の成績は「5」になりました。
試験で特技を聞かれ、「中国語の歌がうたえます」と答えて、中国の歌曲「草原情歌」を歌ったことも覚えています。
その結果鳳は見事合格し、1964年に宝塚歌劇団に入団した。[出典2]
「星組」トップスターとして
鳳の初舞台となったのは1964年4月に行われた舞台『花のふるさと物語』だった。[出典3]
その後、数々の出演をこなした鳳は星組のトップスターにまで上り詰め、主演を張った『ベルサイユのばら』が大ヒット。
一躍“タカラヅカ”の名を全国区へと知らしめることとなった。[出典2]
伝説の『風と共に去りぬ』
宝塚時代を振り返り、最も印象的だったというのが舞台『風と共に去りぬ』で、いわく、
私は完全にレット・バトラーになり、スカーレット役の遥くららさんの身体を折れんばかりに抱きしめた。
子どもを失ったシーンでは、怒りと哀しみを爆発させたあと、客席を一顧だにせず舞台を去りました。
普通なら男役としてお客さんの心をつかむ表情を残したりするのだけれど、私は完全に役の気持ちになりきって、そのまま去っていったのね。
けれどそれが良かったらしく、いまも宝塚の伝説の舞台として語り継がれているようです。
とのことである。[出典2]
退団後は
1979年8月、惜しまれつつも宝塚歌劇団を退団。
以降、鳳はミュージカルをはじめとする舞台に多数出演し日本のエンターテイメントを支えるほか、『鳳蘭レビューアカデミー』の校長を務めるなど後進の育成にも一役買っている。[出典2]
旭日小綬章受賞
2016年春、鳳は旭日小綬章を受章した。
会見にのぞんだ鳳は、
宝塚の頃から舞台に立つのが大好きで、お客様に喜んでいただいているのを感じることが私の幸せでした。
そんな大好きなお仕事でこのような章をいただき、本当に幸せ者だと思います。
と喜びのコメントを発表している。[出典4]
私生活
次女は女優
鳳は1980年に結婚するも、1986年に離婚。
元夫との間に2人の愛娘を儲けており、次女の荘田由紀は女優として活動している。
もう甘くて甘くて、めっちゃ過保護な母親なのよ(笑)。目の中に入れても痛くないくらい。
(中略)
娘たちにも本当は宝塚の道に進んでほしかったのだけれど、夢かなわず。
けれどそんな私の寂しい気持ちを察してか、次女（荘田由紀）が同じ芸能界の道を志してくれたんです。
(中略)目立つ母なもんで、子どもに迷惑を掛けたらいけないと思いつつ、(次女の舞台を)こっそり観に行ったの。
目立たないように開演5分前まで近くの喫茶店に待機して、直前にササーッと劇場に入る。
そんなことをしながら、8公演に足を運んでいたわ。
娘にはたくさん舞台を踏んでいく中で、地道に地道に力を付けて、ゆるやかに坂を上がっていってほしい。母として、そう願っていますね。 [出典2]
出演
舞台
映画
兵庫県神戸市生まれ。中華同文学校卒業後、宝塚音楽学校に入り、1964年4月『花のふるさと物語』で宝塚歌劇団の初舞台を踏む。入団当時から生来のエキゾチックな美貌と容姿で一際目立つ存在であった。以来、星組の男役トップスターとして10年務め、1979年に惜しまれながらも退団。その後、ミュージカルを中心に数多くの舞台作品に出演、日本のミュージカル界を代表するエンターティナーであるとともに「鳳蘭レビューアカデミー」の校長として後進の指導にあたるなど、意欲的に活動。
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