2022年9月25日更新
出典:タレントデータバンク
どんな人?
- でんでんは、日本の役者。福岡県出身の1950年1月23日生まれ。アルファエージェンシー所属。
- 1980年に、オーディション番組『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ)に出演し、芸人として芸能界入りした。
- 翌年公開の映画『の・ようなもの』で役者デビューし、1995年には演劇ユニット「星屑の会」を結成している。
- 2011年公開の映画『冷たい熱帯魚』では殺人者を演じ、「第35回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞など多くの賞を受賞した。
- 以降も多くの作品にバイプレイヤーとして出演している。
▼でんでん(中央)
生い立ち
でんでんは、福岡県出身の1950年1月23日生まれ。現在年齢は74歳。アルファエージェンシー所属。[出典1][出典2]
役者の渥美清に憧れ高校卒業後に弟子入りするため上京したが、叶わず即地元へ帰っている。
その後再度上京し百貨店に就職するも、役者の夢を諦めきれず退職し「劇団ひまわり」に所属した。[出典3]
芸能活動
でんでんは1980年、オーディション番組『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ)にピン芸人として出演。決勝まで勝ち抜き人気を集めた。
1981年には映画『の・ようなもの』で役者デビューし、芸人から役者へ転身。
1995年には、演出家・水谷龍二、ラサール石井、小宮孝泰らと演劇ユニット「星屑の会」を結成した。
以降は水谷作品に多く出演しつつ、ドラマ『間違いだらけの女磨き』(フジテレビ)や『プリズンホテル』(テレビ朝日)などにも出演。
また映画『クライマーズ・ハイ』や『トウキョウソナタ』、『悪人』で印象的な脇役として起用された。
2011年公開の映画『冷たい熱帯魚』ではストーリーに大きく関わる殺人者を演じ、「日本アカデミー賞」「報知映画賞」で助演男優賞を受賞。[出典2][出典3]
以降も映画『アイ・アム まきもと』や連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)、ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(TBS)や『アトムの童』(TBS)など、多くの作品にバイプレイヤーとして出演している。[出典1]
人物
- セリフを覚えたかどうかは、5回連続でしゃべり、ミスがないかで判断している。
- 30代の頃に演出家から「自己演出を心がけるように」と言われ、以降自分で考えることができるようになった。
- 肩の力を抜いて芝居に取り組むようにしており、うまく演じようとしないことを心がけている。
- 目立って格好いいのが役者の魅力だと感じている。
- 観客や視聴者が感動で泣いたりする作品や、役柄を演じたいと思っている。[出典4]
- ドキュメンタリードラマ『このマンガがすごい!』(テレビ東京)では、漫画『おそ松くん』を題材に1人6役を演じた。[出典5]
- 芸名を付けたのは、当時麻雀をしていた際「殻に篭るように動きが遅い」自身のプレーを見て麻雀仲間が付けたあだ名に由来する。
- 私生活では芸能界入りする前に知り合った女性と結婚しており、娘がいる。[出典6]
出演
映画
- 地獄でなぜ悪い WHY DON’T YOU PLAY IN HELL?
- 冷たい熱帯魚
- 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇
- 疾風ロンド
- 忍びの国
- RETURN ハードバージョン
- ボーイズ・オン・ザ・ラン
- EUREKA
- 大鹿村騒動記
- 清州会議
- 信長協奏曲(映画) 沢彦 役
- ひまわりと子犬の7日間
- ジャッジ! (松竹)
- さまよえる脳髄
- 映画 鈴木先生
- ゴールデンスランバー
- 家族ごっこ
- あゝ、荒野
- ブルーアワーにぶっ飛ばす
- ブラック校則(映画)
- 溺れる魚
- 一度死んでみた
- マエストロ! (松竹)
- の・ようなもの のようなもの (松竹)
- ちゃんと伝える
- 島々清しゃ
- DV ドメスティックバイオレンス
- 極道大戦争
- 遠くの空に消えた
- 獣道
- たたら侍
- ライク・サムワン・イン・ラブ
- グーグーだって猫である
- ぼくが命をいただいた3日間
- どろろ
テレビ番組
- 嫌な女
- モテキ(テレビドラマ) 幸世の父 役
- 緊急取調室
- おんな城主 直虎
- 太陽の罠
- 結婚前夜
- 植木等とのぼせもん
- ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~
- 昼のセント酒 (テレビ東京)
- マジムリ学園
- 悪女
- ブラック校則
- 死役所
- アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋
- SPEC〜翔〜 (TBS)
- チェイス 第1章
- ど根性ガエル (日本テレビ)
- ビューティフルレイン
- 運命の人
- 逃げる女
- 湯けむりスナイパー
- 幸福の黄色いハンカチ
- 十月十日の進化論
- ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編
- SPEC ~天~ディレクターズカット版
- 24 JAPAN
- LEADERS2
- 64(ロクヨン)
- てるてる家族
- おかえりモネ
- 緊急取調室 第4シリーズ
- 世にも奇妙な物語 第2シリーズ
- 世にも奇妙な物語 第3シリーズ
- 世にも奇妙な物語 真夏の特別編(1993年)
- 世にも奇妙な物語 秋の特別編(1997年)
出典
- 『でんでん DENDEN』(アルファエージェンシー)
- 『でんでん』(映画.com)
- 『でんでん - 略歴・フィルモグラフィー』(KINENOTE)
- 『【インタビュー】セリフを完璧に覚え稽古を重ねた先に芝居の楽しさがある 俳優 でんでん』(B-plus)
- 『森山未來が『うしおととら』を語る 『このマンガがすごい!』松江監督が聞いた収録舞台裏』(Rolling Stone)
- 『“怪優”でんでん 芸名の由来は… 実は既婚者「もっと忙しく」』(スポニチ)
渥美清さんに憧れ弟子入りしたく高校卒業後上京。もちろん不可。30歳の時、素人でも参加できるお笑いスター誕生で『みんな!ハッピーかい?』等のネタで8週勝抜きを果たした。このテレビ初登場をきっかけに新進のコント作家、構成作家であった水谷龍二さんと出会い、以後水谷作品(舞台、TVドラマ)に欠かせない役者となる。同時に脚本家松原敏春さんとも出会い、TVドラマはじめ、舞台『渾身愛』三部作(`89年)、『流水橋』(`92年 芸術座 森光子主演)などに出演。水谷龍二作・演出作品では『ある晴れた日の自衛隊』シリーズ(`94年~`99年)、『星屑の町』シリーズ(`94年~`08年)、明治座『居残り佐平次』(`02年)、『火焔太鼓』(`05年)、『うそつき弥次朗』(`07年)など、ほとんどの作品に登板。また、明治座出演作品には`09年『三平物語』(作 金子成人、演出 水谷幹夫)がある。久世光彦さんのTVドラマにも数多く出演し、久世さん演出の新橋演舞場『浅草パラダイス』シリーズ(`98年、`00年、`01年)にも参加。永井愛さん作・演出作品に『やわらかい服を着て』(`06年 新国立劇場)、『かたりの椅子』(`10年 世田谷パブリックシアター)がある。映画デビュー作は`81年『の・ようなもの』(森田芳光監督)の二ツ目落語家。近年の主な出演作に、映画『座頭市 THE LAST』『悪人』、NHK『土曜時代劇「咲くやこの花」』、フジテレビ『チームバチスタ2 ジェネラルルージュの凱旋』などがある。その独特の存在感と持ち前のキャラクターは、どの役柄にもリアリティーを持たせ、映像作品にも欠かせない俳優として活躍している。2011年、園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』では、にこやかな笑顔でカリスマ性を持つ熱帯魚店経営者、しかし正体は、金を搾取した後いとも簡単に殺人を繰り返す常軌を逸した男を、人間存在の闇もかくあるか?とばかりに引きずり出し、剥き出しに演じた。この作品はベネチア映画祭オリゾンティー部門で上映され、6分間のスタンディングオベーションという大絶賛を受けた。
出典:タレントデータバンク