どんな人?
- 今井寿はロックバンド・BUCK-TICKのギタリスト。
- 1987年のデビュー以来、BUCK-TICKのギタリストとして、また、バンドのメインの作曲担当として活動を続けている。
- BUCK-TICK以外の活動も活発で、「Lucy」や「SCHAFT」等、親交のあるミュージシャンとバンドを結成している。
芸能活動
BUCK-TICKでの活動
デビューまで
1984年に結成された非難GO-GOを前身とし、翌1985年に現メンバーでBUCK-TICKを結成。
1987年9月、ライブビデオ『バクチク現象 at LIVE INN』のリリースでメジャーデビューを果たした。
近年の活動
『或いはアナーキー』と「シュルレアリスム」
デビュー以来コンスタントにアルバムをリリースするBUCK-TICKであるが、2016年7月現在、最も新しいアルバムのリリースは2014年の『或いはアナーキー』である。[出典6]
「シュルレアリスム」や「ロシア・アバンギャルド」、「ダダイスム」などのキーワードがテーマとなった作品となっており、今井はあるインタビューでこう答えている。
「アルバムのヒントというか、とりあえずの”目印”みたいな。まぁ、キーワードですね」[出典1]
なお、このキーワードについては先にデモテープができて制作が始まってからメンバーには伝えられたという。
この今井の回答に続けて、こうインタビューは続く。
インタビュアー:「シュルレアリスム」ということで、それはなんの目印?
今井:アルバムのテーマというか…いわゆるロックの”ぶち壊して”みたいな、そういうものがほしかったんですけど。
そういうことを言ってると、なんかこう…ありきたりのイメージしか字面的に出てこないんで、それを違った言い方って何かないかなというところからシュルレアリスムというのがあったんで。
ちょっとねじれた感じになって面白いかなと。で、その言葉をあえて使ったという。
「シュルレアリスム」は芸術運動を指す言葉であるが、シュルレアリスムが盛んとなった当時のパンク的なニュアンスや反骨精神、今井の言葉を使うと「ちょっと楽しんでおちょくっている感じ」をエッセンスとして盛り込んだとも語っている。
本アルバムにおいては全国ライブツアーも展開され、映像化もされている。
▼LIVE Blu-ray/DVDダイジェスト映像『TOUR2014 或いはアナーキー -FINAL-』
BUCK-TICK以外での活動
Lucy
ギタリストのKIYOSHI(本間清司)、ドラマーの岡崎達成と結成したバンドLucyで、2枚のアルバムをリリースしている。[出典2]
SCHAFT
今井寿、藤井麻輝(当時SOFT BALLETで活動)が1991年結成。同年10月リリースのオムニバスアルバム『DANCE 2 NOISE 001』に「nicht-titel」を提供。
同年、西麻布YELLOWで行われた〈DANCE 2 NOISE〉のイベントにおいて数曲を披露する。このライヴでは、藤井がグラインダーで火花を飛ばし、観客の度肝を抜いたという。[出典3]
元々は一時的に結成したユニットであったが、1994年に本格始動し、レイモンド・ワッツらとロックバンド・SCHAFTを結成。1994年9月21日にアルバム『SWITCHBLADE』をリリースした。インダストリアルを軸としたアルバムになっており、同アルバムへの参加アーティストは下記。[出典3]
- 上田剛士(当時MAD CAPSULE MARKET’S、現AA=)
- Keith Leblanc(TACHEAD)
- Juliannne Eagan(All About Eve)
- Johnny Stephens(Meat Beat Manifesto)
- John Flyer(Minimal Compact)
- Steve White(KMFDM)
- Danny Hyde(Coil)
- Peter Christoperson(Throbbing Gristle)
- MOTOKATSU(当時MAD CAPSULE MARKET’S)
同年10月21日にリミックス・アルバム『SWITCH』を、12月16日に渋谷公会堂でのライヴの模様を収めた『SWITCHBLADE –VISUAL MIX-』をリリース。
1999年にはzilchのリミックス・アルバム『BasterdEYES』に〈SUPERSCHAFTRAX〉を提供するが、その後活動は途絶える。[出典3]
新生SCHAFT
2016年、約20年の時を経て再始動。今井、藤井に加え、下記のメンバーが参加している。
- YOW-ROW(GARI)
- 上田剛士(AA=)
- yukihiro(L’Arc~en~Ciel)
上田剛士は21年前のファーストアルバム『SWITCHBLADE』で「THE HERO IN side」と「ARBOR VITATE」の2曲に参加している。
yukihiroは2008年のイベントで今井、藤井と共演しSCHAFTの「THE HERO IN side」を演奏。
YOW-ROWは2005年に藤井とDNPAというユニットを結成したこともある。
以上の縁(ゆかり)もあり結成に至っている。[出典5]
この2016年版、新生とも言うべきSCHAFTは「スチームパンク」をテーマにした世界観でアルバム『ULTRA』を制作。
同年、ライブツアーも行った。[出典4]
その後、Blu-ray/DVD『ARCHIVES 2016 TOUR ULTRA 〜The Loud Engine〜』も発売している。
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