どんな人?
- 山本竜二は大映の大部屋俳優として役者の道を歩み始めたものの、途中で成人向け作品に多く出演するようになった。そこでの活躍ぶりから「伝説のAV男優」と称されることもある。
- 近年はウルフルズなどのミュージックビデオや、大河ドラマ『篤姫』(NHK)など一般向け作品にも出演している。
- 東京都内で「居酒屋竜ちゃん」を経営している。
生い立ち
1958年8月19日生まれ、京都府出身。[出典1]
日本映画黄金期に数々の時代劇に出演していたスター・嵐寛寿郎の甥であり、遠い親戚には森光子がいるなど、役者の血筋を受け継いでいる。[出典2]
芸能活動
大映の大部屋俳優として役者人生をスタート
山本竜二は、大映の大部屋俳優として役者の道を歩み始めた。[出典2]
当時の大映にはスター・勝新太郎が所属していた。勝新太郎は気難しい人物で、山本竜二は彼に認められるために努力したことを次のように話している。[出典2]
勝さんは難しい方で。俳優でも「駄目だよお前は」と言われると、次に呼ばれない人がたくさんいるわけですよ。それでもいちかばちかで現場に連れていかれたんですが、まずは勝さんに切られて、死んだふりをするんですね。駄目かなと思っておそるおそる目を開けたら、ぼくをにらんではるんですよ。それで「おいお前、明日からずっと来いよ」と言われたんです
活動の場を成人向け作品に移す
勝新太郎に認められた後、山本竜二はAVやピンク映画など成人向け作品へと活躍の場を変えていった。[出典2]
そこでは食品以外の物を口にしたり、同性やニワトリとの絡みを披露するなどし、話題を呼んだ。その来るもの拒まずの姿勢により「伝説のAV男優」として名を馳せるようになる。[出典2]
自伝の出版と近年の出演
異色の経歴を持つ山本竜二であるが、2010年には自伝『男優・山本竜二』を出版した。[出典3]
この自伝は、サブカルチャー好きが多く集う書店「ヴィレッジヴァンガード」では、同時期に発売された村上春樹の小説『1Q84』よりもよく売れていたという。[出典3]
また、自伝の発売記念イベントでは
道はちょっと外れた感じですけども、いまだにこうやって活動屋を続けています。AV男優では無理やろと言われても、突破口を開いて夢を現実にしていきました。こんなことをしている山本でも出来るんやというところを若い人にも見てもらいたいですね。
とコメントしている。[出典3]
本人が語るように、近年はミュージックビデオや一般のテレビドラマにも出演している。以下に、近年の山本竜二の出演作品を紹介する。[出典3]
ミュージックビデオへの出演
- L’Arc-en-Ciel
- スピッツ
- ウルフルズ
などのミュージックビデオに出演している。[出典3]
テレビドラマへの出演
- 『篤姫』(NHK)
- 『水戸黄門』(TBS)
に出演するなど、山本竜二の魅力にとりつかれるクリエイターは多いとのこと。[出典3]
私生活
東京都内で居酒屋経営
山本竜二は現在、東京都中野区で「居酒屋竜ちゃん」を経営している。[出典4]