どんな人?
- 早川さくらは、手足が長く、海外選手にも見劣りしない美しさが武器と言われている新体操選手。4歳の時に新体操を始めている。
- 2013年からは特別強化指定選手としてロシアへ留学。これが実を結び、アテネ五輪以来3大会ぶりとなる新体操個人の五輪出場枠をもたらした。
- ジュニア時代には、全国中学校総合体育大会優勝、全日本新体操クラブ選手権ジュニアの部優勝、アジア選手権ジュニア日本代表と数々の成績を収めた。
選手活動
略歴
4歳の時に保育園の先生に勧められ新体操を始めた。
2013年から特別強化指定選手としてロシアへ留学。
ジュニア時代には、全国中学校総合体育大会優勝、全日本新体操クラブ選手権ジュニアの部優勝、アジア選手権ジュニア日本代表と数々の成績を収めた。
早川は手足が長く、海外選手にも見劣りしない美しさが武器と言われている。
現在は千葉市に拠点のあるイオン新体操クラブに所属する。[出典1]
戦績
早川の主な戦績は以下のとおり。[出典1]
- 2013年世界選手権キエフ大会出場
- 2014年全日本新体操クラブ選手権クラブ対抗優勝個人総合2位
- 2014年世界選手権イズミル大会個人総合16位
- 2015年ワールドカップブカレスト大会個人総合9位
- 2015年世界選手権兼ユニバーシアード兼アジア選手権日本代表決定戦1位
ロシアへの留学
早川は、2013年から練習拠点を強豪国・ロシアに移し、現地のコーチから徹底した指導を受けてきた。日本の新体操はこれまで「まずは団体を優先して強化する」という方針があったという。[出典3]
団体は2005年から強化を開始しているが、これが少しずつ結実し、早川はアテネ五輪以来3大会ぶりとなる新体操個人の五輪出場枠をもたらし[出典2]、2008年北京、2012年ロンドン五輪に連続出場を果たした。
さらに、ロンドン五輪では7位に入賞。団体が結果を出し始めたことで、2013年から協会は改めて個人強化に乗り出したという。[出典3]
リオ五輪出場ならず
新体操のワールドカップスペイン大会は2016年6月4日、スペインのグアダラハラで個人総合後半のリボン、クラブ2種目が行われ、皆川夏穂が4種目合計71.350点で7位となり、69.300点で14位だった早川を上回り、リオデジャネイロ五輪代表に決まった。
日本体操協会は同年7月までの4大会を代表選考対象に指定。
上位につけた回数(勝ち数)が多い選手を代表とすることを決めていた。
並んだ場合は昨年の世界選手権で出場枠「1」を獲得した皆川を選ぶと決めていたが、第3戦の今大会で2勝1敗とした皆川が代表入りを確定させた。[出典4]
皆川は、リオ五輪への出場枠を1枠獲得した際、
(早川と)2人で出るのが目標だった。1枠取れたのはうれしいけど、2人で出られないのが悔しい
と表情を曇らせていた。[出典2]
交友関係
ライバルであり親友
同じく新体操選手である皆川夏穂とは、お互いを「かほちゃん」「さくらちゃん」と呼び合い、新体操を始めて以来、高校進学、ロシア留学と同じ道を歩んで互いを高め合ってきた仲。
同じ通信・単位制の大原学園に進学し、2013年からは日本体操協会の特別強化選手として2人きりで世界の新体操をリードするロシアに留学した。
当初は言葉も分からず「1人だったら、つらかった」と振り返る日々の中、支え合って技術や表現力を向上させてきたという。
休日の楽しみは「2人でショッピング」と声をそろえ、お互いを
家族みたいなものかなあ
常に一緒で何でも知り尽くしている存在
と評している。[出典2]