2022年2月4日更新
どんな人?
- 林隆三は1963年俳優座の俳優養成所へ第15期生として入所。1966年に卒業後俳優として活動を始める。
- 1970年に木下恵介・人間の歌シリーズ『俄』(TBS系)で初主演を務める。その後、『天下御免』(NHK)に出演しブレイクした。
- 元妻は女優の青木一子、長女は女優・声優の林真里花、長男は元俳優の林征生。従兄弟に政治家の岸宏一がいる。
芸能活動
俳優として
林隆三は1966年に俳優座養成所を卒業。1970年に木下恵介監督のドラマ『俄(にわか)』で初主演を果たす。1974年に映画『妹』で映画デビューした。大河ドラマ『国盗り物語』(NHK系)にも出演すると存在感を発揮。渋みのある声で、宮沢賢治童話の朗読劇やドキュメンタリー番組などのナレーションも務めた。[出典1]
出演歴
映画
1974年『妹』[出典5]
2011年『エクレール・お菓子放浪記』[出典6]
私生活
趣味はカラオケ
林隆三の趣味は歌だという。近所のスナックや家に友人を招いては歌声を披露していたという。[出典2]
石巻市ロケの映画出演料全額を寄付
林隆三は2011年、映画『エクレール・お菓子放浪記』に出演。この映画は主に宮城県石巻市で撮影が行われた。林は同映画のの出演料の全額を同紙に寄付していたという。幼少期の6年間を宮城県で過ごした林。「みやぎ夢大使」にも任命され、ゆかりのある東北への思いを義援金に託した形となった。[出典3]
結婚そして離婚
林隆三は1972年に結婚している。長女と長男の二人の子供に恵まれた。しかし、個人事務所の運営をめぐって妻と対立し、離婚協議の末に 1999年に離婚。妻は長女を連れて家を出て行ったという。残った息子と暮らしていたが息子も独立すると、一人暮らしとなった。[出典2]
熱唱ライブ直後に倒れて帰らぬ人に
林隆三は2014年6月4日腎不全のため都内の病院で死去した。
林は5月28日に歌手としてライブハウスでコンサートを開催。同月に自らニューヨークへ衣装を買い付けに行くほど力が入っていたという。
ライブでは約130の観客を前に17曲を2時間半にわたって歌唱。公演終了後、ライブハウスを出た後、突然倒れて動けなくなり病院に入院したが、その後容体が悪化。4日後に帰らぬ人となった。[出典1]
長女の女優・林真理花、父の死にコメント
林隆三の長女は女優そして声優としても活躍する林真理花であることが知られている。林真理花は父の亡くなった5日後、自身の Twittwrを更新すると、
心温まるお言葉を下さる方々、静かに見守って下さる皆様、本当にありがとうございます
と綴り、各方面からのお悔やみに感謝の意を示した。[出典4]
▼そのツイートがこちら
https://twitter.com/marika_417/status/476164997337210880
香取慎吾、林隆三の訃報に惜別の思い
アイドルグループ「SMAP」の香取慎吾は林隆三の訃報を聞き「すごく優しい方だった。残念です」とコメントすると続けて
(体調が悪かったなどは)聞いていなかったです。すごく優しい方で大先輩。よく『大丈夫か』と声を掛けてもらいました。僕もまだ緊張しながら撮影をしていた時期で、声を掛けてもらえることが本当にありがたかった
と林との思い出を振り返り、別れを惜しんだ。