どんな人?
- 桐生祥秀は滋賀県出身の陸上競技選手。2016年8月に行われるリオデジャネイロ五輪では、男子100メートル走日本代表として初めての五輪に挑む。
- 高校は京都の洛南高校へ進学。2年時に高校記録を2度更新し、3年時には日本歴代2位の10秒01をマークするなど、高校生時代からその才能はずば抜けていた。
- 2015年3月に、追い風参考ながら9秒87(+3.3)をマークし、追い風参考という枠を外せばアジア人が歴史上最も速く100メートルを駆け抜けたタイムを更新した。
選手活動
陸上部に所属した中学時代
桐生は中学のときに陸上部に所属。
中学時代から、全国中学選手権200メートルで2位という輝かしい記録を持っている。
当時の桐生が記録した21秒61というタイムは、歴代6位である。
しかし、桐生曰く中学生時代は陸上に対して本気ではなかった。桐生は、
チームメイトとワイワイやりながら走ってたら、全国の二番にいけたって感じでした
と当時を振り返っている。[出典1]
本格的に取り組み始めた高校時代
中学3年生の冬に京都の洛南高校への入学が決定。
高校が桐生の中での「本気で陸上やってみようかな」と思ったきっかけだった。
高校へ最初の練習行った時に、全身をつったんですよ。
めちゃくちゃしんどくて、きつすぎて。「これはしっかりやらないといけない」「あ、これが高校のトレーニングなんだな」って思いましたね笑
と桐生は語る。また、
トレーニングをしっかりやったのが、中3と高1の間でした。
高1から高2の冬に初めてまともに冬季練習をやりました。
本当に「うわ〜」っていうほどきつい毎日が続いて。
朝練でも、それまで取り組んでいなかった補強に取り組みました
と明かしている。[出典1]
高校記録を2度更新
高校2年時に高校記録を2度更新。
2年時には100メートルで10秒19、3年時には日本歴代2位[出典3]の10秒01をマークした。[出典1]
そして現在。優勝〜欠場を味わう
2014年、男子100メートルにおいて日本選手権初優勝。[出典4]
2015年3月に、追い風参考ながら9秒87(+3.3)をマークし、追い風参考という枠を外せば、アジア人が歴史上最も速く100メートルを駆け抜けたタイムとなった。[出典3]
同年5月の世界リレー選手権では、3走として38秒20秒マークして銅メダル獲得に貢献。
しかし、日本選手権前に右太もも裏を肉離れし、北京世界選手権への出場には至らなかった。[出典1]
初の五輪出場へ
桐生は男子100メートルの派遣標準記録10秒01を2016年6月11日に叩きだし、同年24日~26日にかけて行われた日本選手権で五輪代表に内定した。
日本選手権では思うような結果を残すことはできなかったのですが、無事オリンピックを決めることができました。
ここからより一層練習を高めていき、オリンピックでは勝負していきたいと思っています。
決勝という舞台を目指して、そして日本人初の9秒台も僕は視野に入れていますので、皆さんのためにも、応援してくださる方々のためにも一生懸命走りたいと思います
と抱負を語っている。[出典2]
リオデジャネイロ五輪は桐生にとって初めての五輪。
「(人々の)記憶に残るのは決勝だけ」と決勝進出を目標に挑む。[出典3]