2016年6月11日更新

みずなつき

水夏希

52歳

水夏希(みずなつき)は日本で活動する女優。1972年8月16日生まれ。千葉県千葉市出身である。本名増田千佳。血液型はA型である。最終学歴は宝塚音楽学校。

どんな人?

  • 水夏希は元宝塚歌劇団・雪組トップスターである。
  • 2007年の世界陸上大阪大会の開会式出演に伴い、宝塚歌劇団雪組男役によるユニット「AQUA5」が結成され、水夏希もメンバーに入り、CDデビューやCM出演、テレビ出演、ライブ出演を行った。
  • 2010年宝塚歌劇団を退団し、芸能活動を開始。

プロフィール

本名増田千佳
生年月日1972年8月16日(52歳)
身長 / 血液型169cm / A型
出身地千葉県千葉市
最終学歴宝塚音楽学校
デビュー年1993年

芸能活動

宝塚デビュー

 水夏希は1993年、宝塚劇団に入団。1995年の東京宝塚劇場公演『ハードボイルドエッグ』でデビューを果たす。
 水夏希が宝塚を目指したきっかけは高校時代にある。両親がどちらも教師だった為、かなりの教育一家だった。高校受験は勉強に励み見事志望校に合格した。その当時、水は「勉強して大学は推薦で行こう」と考えていたそうだ。
しかし、そんな水の転機となったのが高校に入学してすぐに行われた「新入生歓迎会」だった。そこでミュージカル部のパフォーマンスを見た水は一気に魅了された。その場で入部を決めたという。そして高校2年生の時に、友人が宝塚音楽学校を受験すると言うと水も「じゃあ私も」と宝塚音楽学校を受験することを決めた。しかし一度目の受験は不合格。二度目の受験で見事合格を果たした。[出典1]

宝塚歌劇団雪組トップに

 水夏希は宝塚に入団して3年目の1995年に新人公演『ME AND MY GIRL』の主役に抜擢される。宝塚の代表作『ベルサイユのばら』でオスカルアンドレ等、主要な役を4役演じ宝塚で唯一5組(花・月・星・雪・宙)全てに出演した。そして2007年に雪組トップに。トップ就任後も様々な役柄をこなしていき宝塚初の天覧公演の主役も務めた。世界陸上大阪大会の開会式に出演が決まると宝塚歌劇団雪組男役によるユニット『AQUA5』を結成。CDデビューやCM出演、テレビ出演、ライブ出演を行うなど、新しい宝塚ファンの開拓に尽力した。[出典3]

異例の退団会見

 雪組トップスターだった水夏希は突然の退団を発表する。
発表した時点で、退団公演の演目は未定。これは宝塚では異例だという。
そして、退団会見では白のスーツを着るのが風習だが、水は黒のスーツを着て登場。

皆さん退団会見には白を着られるのですがあまのじゃくなので(笑い)と男役のけじめ」[出典5]

と、話すと「この度、卒業させていただくことに致しました。」とあいさつした。

退団理由として水は

トップにならせて頂いたときから退団の時期を考えていたのですが、3作目の“マリポーサの花”“ソロモンの指輪”で、ちょっと違った男役を経験でき男役として自分のなかでこれまでやってきたことが実ったと思い、そこからあとどれくらいと決めて、今日に至った[出典5]

と述べており、男役としての自分のキャリアをやりきったことを強調した。[出典5]

芸名を変更

 実は宝塚歌劇団へのデビューを前に、水夏希は一度芸名を変えたことがあると明かしている。
当初、字画がいいということで知人につけてもらった芸名は「水祐希」だったという。
しかし、劇団にはすでに「祐希」という名前の先輩がいたことから、急遽変える事に。
夏生まれだったことから「夏」の字をとって「夏希」にしたという。[出典2]

宝塚劇団退団後

 水夏希は宝塚劇団退団後、その活躍の舞台をテレビ、舞台に移した。しかし、退団直後に出演した舞台では、元宝塚ならではの悩みもあったという。その舞台で演じたのは女役。宝塚で男役を演じ続けてきた水にとっては難しかったようだ。インタビューでは

宝塚退団直後で、女性の役をどう演じたらいいのか、相当悩みました。[出典4]

と、語っていた。[出典4]

舞台『honganji』

 水夏希は2016年に舞台『Honganji』に出演した。主演の陣内孝則が演じる「織田信長」と、水夏希演じる仏門のカリスマ・石山本願寺の「顕如」の宿敵関係を主軸に、混沌とした時代に咲き乱れるそれぞれの正義、生き様を人間ドラマとして描いたこの舞台。
水は

今回の役は性別不明、ただし男性ではないという形で演じることになっております。いわば現人神のような存在の顕如を、自分にしかできない形で演じられたら[出典6]

と意気込みを語っていた。[出典6]

⬇︎下記の動画から公開稽古の様子を観ることができる。1:43〜から水夏希登場!

出演

宝塚引退後の活動

2016年
『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』
『Honganji』
2015年
『DANCE SYMPHONY 最終楽章~THE DANCERS~ 』[出典7]
『SHOW with MIZU』[出典3]
『マスカレード~Final』[出典7]
2014年
『CHICAGO』
『Attractive Concert 2014 蜃気楼~mirage~』[出典3]
2013年
『SHOW Beyond the Door』[出典3]
『屋根の上のヴァイオリン弾き』[出典3]
『客家~千古光芒の民~』
2012年
『天空の調べ~文天祥物語より~』 [出典3]
『BADGIRLS meets BADBOYS DANCE LEGEND Vol.1』 [出典3]
『7DOORS~青ひげ公の城~』[出典3]
2011年
テレビドラマ『スミレ刑事の花咲く事件簿』 (フジテレビ系)-伊原すみれ 役

宝塚時代

2010年
『ロジェ』
『ソルフェリーノの夜明け』
2009年
『情熱のバルセロナ』[出典3]
『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-』[出典3]
『風の錦絵」/「ZORRO 仮面のメサイア』』[出典3]
2008年
『カラマーゾフの兄弟』
『ソロモンの指輪」/「マリポーサの花』』[出典3]
『外伝ベルサイユのばら~ジェローデル編~』』[出典3]
『君を愛してる-Je t’ aime-』
2007年
『星影の人/Joyful!!Ⅱ」』[出典3]
2001年以前
『ベルサイユのばら2001』[出典3]
『ロミオ&ジュリエット’99』[出典3]
『ME ANDMY GIRL』

出典

出典

  1. 『学校と私失敗の重みは全員で=元宝塚歌劇団トップスター・水夏希さん』(毎日新聞)
  2. 『はじめは祐希 8月生まれで夏希に』(TKE SMIRE STYLE)
  3. 『水夏希 公式プロフィール』
  4. 『女性役の難しさを克服!? 水夏希が「新しい自分」に挑む』(チケットぴあ)
  5. 『水夏希、異例の退団会見…サヨナラ公演の演目未定』(スポニチ)
  6. 『信長vs顕如の宿敵関係を描く!陣内孝則&水夏希出演『Honganji』製作発表』(エンタステージ)
  7. 『DANCE OPERA「マスカレード~FINAL」』(サンケイホールブリーゼ)

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