どんな人?
- 池江璃花子は東京都出身の競泳選手。兄と姉の影響で3歳10ヶ月から水泳を始め、2015年夏の世界選手権では、中学生として14年ぶりに代表入りを果たした。
- これまでに中学記録、日本記録など「記録」がつくものを通算40回以上更新している。50メートル自由形、100メートル自由形、200メートル自由形、50メートルバタフライ、100メートルバタフライでは中学記録を樹立した。
- リオデジャネイロ五輪代表選考会兼日本選手権の女子100メートルバタフライ決勝で57秒71というタイムをマークし初優勝。初の五輪出場を決めた。
生い立ち
水中出産
2000年7月14日、東京都で生まれる。
母親は池江のことを「家の風呂で産んだ」と明かしている。
体温に近いお湯の中で分娩する方法である。助産師を呼んで自宅で出産した。
池江の母は、
赤ちゃんにとってどうか。(水中出産は)一番出やすい。子どものためになることしかしたくない
と語っている。池江には兄と姉がいる。[出典1]
運動の英才教育
池江の母は、池江の運動神経を発達させるため、生後半年で指につかまる感覚を覚えさせ、自宅にうんていも設置した。
そのかいあってか、中学3年間で身長は15センチ伸びて170センチに。
逆上がりは1歳半でマスターしたという。[出典1]
選手活動
兄と姉の影響で3歳10ヶ月から水泳を始める。
2015年夏の世界選手権は、中学生として14年ぶりに代表入り。
400メートルリレーと800メートルリレーでリオ五輪出場枠獲得に貢献した。[出典1]
40回以上の記録更新
池江はこれまで中学記録、日本記録など「記録」がつくものを通算40回以上も更新している。
50メートル自由形、100メートル自由形、200メートル自由形、50メートルバタフライ、100メートルバタフライでは中学記録を樹立した。[出典1]
速さの秘訣は長いリーチ
池江の速さの要因に、池江を指導する村上二美也コーチ[出典2]は身体的特徴と技術がうまく融合したことを挙げる。
中学3年間で約15センチ伸びたという彼女の身長は170センチで、リーチの長さは184センチ。
平均的な日本人は身長とリーチは同程度だが、池江は14センチも長い。
体の成長とともに水をかく回数は減り、ストローク数も少なくなった。
100メートルバタフライを例に挙げると、1年前は45回だったストローク数が現在は40回ほど。
これが減ることで大きく伸びのある泳ぎができるようになったという。[出典3]
練習方法
圧倒的な練習量
ルネサンス亀戸に所属する池江は、ルネサンスで週6日、土曜日の朝練も含めて7回の練習を行う。
毎日の練習では平均6300メートルほど、多い日で7000メートル泳いでいるという。
大会前に注意していることは、食事・睡眠・補強とのこと。[出典2]
欠かさないイメージトレーニング
池江はイメージトレーニングを欠かさない。
リオデジャネイロ五輪代表選考会兼日本選手権の際には、優勝インタビューされる自分を想像してレースに臨んだ。[出典1]
前日の就寝前に泳ぎやタイムなどのイメージトレーニングをして大会に備えている。[出典2]
オリンピック初出場
池江は、リオデジャネイロ五輪代表選考会兼日本選手権の女子100メートルバタフライ決勝で57秒71で初優勝。初の五輪出場を決めた。
お立ち台の上で
本当になんか、もう、とにかく…。うぇ~ん
と両手で顔を覆い、感想を聞かれて