2016年6月9日更新

こづきわたる

湖月わたる

53歳

湖月わたる(こづきわたる)は日本で活動する女優。1971年6月28日生まれ。埼玉県出身である。本名は三澤 陽子。B型。事務所は梅田芸術劇場に所属する。最終学歴は宝塚音楽学校。

どんな人?

  • 湖月わたるは1989年に宝塚歌劇団に入団した元宝塚歌劇団星組男役トップスター。
  • 1994年の『若き日の唄は忘れじ』で新人公演主役に抜擢、1997年『夜明けの天使たち」』では初主演を務めた。
  • 2006年11月に退団。その後は女優として舞台に出演し、2015年12月にはアメリカ・カンパニー来日公演『シカゴ』における限定出演が決定した。

プロフィール

芸名 / 読み湖月 わたる / こづき わたる
出身地埼玉県
デビュー年1989年
身長 / 血液型174.0cm / B型
星座かに座

出典:タレントデータバンク

生い立ち

活発な子供だった

湖月は自身の幼少期を、

活発でしたね。二人の兄にくっついて野球をしに行ったりして、小さい時は野球の選手になりたいと思っていました。
女の子とおままごとするタイプではなかったと思います(笑)

と振り返っている。[出典1]

小学生で宝塚に目覚める

湖月と宝塚の出会いは小学生の頃だった。

小学1年生の時に公民館でリトミック体操に出会い、始めました。4年生の2学期に埼玉に引っ越して来たら近所でリトミックができるところがなく、そんな折にTVで宝塚を観て、すぐに夢中になりました。男役さんがかっこいいなあ、と。
(中略)5年生になって初めて生の宝塚の舞台を観て、めざすならまずはバレエを習わなきゃと思って、家から3つくらい先の駅の近くにあった学校に、週に5日通って、受験前は片道2時間以上かけて宝塚受験校に通っていました。
小学校の卒業アルバムには“清く正しく美しく”と書いていて、卒業から20年経って送られてきたタイムカプセルにも、当時の私の字で“宝塚のトップになる!”と書いてありました。
完全に宝塚にハマってましたね(笑)[出典1]

芸能活動

念願の宝塚入り

湖月は中学校を卒業後、すぐに宝塚音楽学校の門を叩く。
過酷として知られる学校生活だったが、憧れの世界に入ったという事実を糧に、ひたすら努力を重ねたという。[出典1]

初舞台からの道のり

1989年に『春の踊り』で初舞台を踏み、星組に所属された湖月。[出典2]
当初から長身を活かしたダイナミックな演技とダンスで注目され[出典3]、1992年にはニューヨーク公演・香港公演メンバーに抜擢された。
1994年『若き日の唄は忘れじ』で新人公演主役を務めると、同年にはロンドン公演に参加。
以降も数々の新人公演主役を務め、1997年には『夜明けの天使たち』で初主演を飾った。[出典2]

実力を発揮

1997年に香港公演に出演すると、新生宙組の主要メンバーとなった湖月は、同年『エリザベート』に出演し、役者としての成長を見せつけた。
また『TEMPEST』でシェイクスピア劇にも挑戦するなど、演技に貪欲な姿勢を示した。[出典2]

そして退団へ

2000年に専科に移籍すると、組の枠を超えた活動を開始。
『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』などで宙、雪、星、月組公演に連続出演した。
2002年、『フォーチュン・クッキー』に外部出演。翌年2月には星組に組替えし、星組男役トップスターとなる。
お披露目公演『王家に捧ぐ歌』(アイーダより)では文化庁芸術祭賞優秀賞を授賞。
2005年には日韓国交正常化40周年記念『ベルサイユのばら』で宝塚初の韓国公演を成功に導き、同年11月『愛するには短すぎる』、『ネオ・ダンディズム』で宝塚を退団した。[出典3]

女優デビュー

宝塚退団後、2007年ブロードウェイミュージカル『DAMN・YANKEES~くたばれ!ヤンキース』で女優デビューしてからは、数々の話題作に出演。
NYダンスカンパニー・THE MOVEMENTの初来日公演に紅一点として参加すると、ラスタ・トーマス、グスタヴォ・ザジャック氏招聘公演『BAD GIRLS meet BAD BOYS』シリーズでNY・アルゼンチンタンゴダンサーと共演。
2012年、2014年世界初女性だけの『CHICAGO』に挑戦、2015年CHICAGOアメリカ・カンパニー来日公演にヴェルマ役で特別出演を果たした。[出典3]

私生活

高卒認定を取得

中学校卒業時、宝塚音楽学校に合格した湖月は父親と“高校卒業の資格を取る”という約束をしていた。
そのため宝塚歌劇団退団後は、その約束を果たそうと奔走。
当時湖月は予備校に通って数学や古文を学ぶほか、放送大学にも入学したという。

父が放送大学の大学院で学んでいまして、“仕事をしながら学ぶなら放送大学が良いのではないか”と勧めてくれまして。また父が「今日は教授に会うんだ」と言っていつも楽しそうにしていて、何がそんなに楽しいんだろうと思ったんです。
5年間学ばせていただきましたが、(中略)大学では好きな科目を選べたので、世界のおいしい料理をちょっとずつつまみ食いするみたいに広く学ぶことができましたし、芸名ではなく本名の自分でいられる環境も新鮮で、楽しかったです。

こうして湖月は約束通り高卒認定を取得している。[出典1]

出演

舞台

出典

  1. 『Star Talk Vol.31 湖月わたる、「夢中」を重ねて』(Allabout)
  2. 『湖月わたる(こづきわたる)』(梅田芸術劇場)
  3. 『Biography』(WATARU KOZUKI OFFICAL WEBSITE)

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