2016年5月31日更新
ざっくり言うと
芸能活動
映画監督として
石井裕也は2007年、自主製作映画の登竜門とも呼ばれるぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞し一気に頭角を現すと、2008年には香港で行われたアジアン・フィルム・アワードで「第1回エドワード・ヤン記念アジア新人監督大賞」を受賞するなど、国内外から多くの注目を集めている。
その後もロッテルダム国際映画祭やベルリン国際映画祭に出品しており、実力派若手映画監督として高い評価を得ている。[出典1]
『川の底からこんにちは』
妻・満島ひかりが主演し、石井がメガホンをとった映画『川の底からこんにちは』では、第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞した。
長い同賞の歴史の中で史上最年少(当時28歳)での受賞とあって、大きな話題となった。
当作品を機に石井の名は全国的に広まり、その後も数多くのヒット作品を生み出している。[出典2]
『バンクーバーの朝日』
2014年に監督を務めた映画『バンクーバーの朝日』では、人種差別や貧困など、様々な日系移民の記録を見事に映画化した。
同作品でのインタビューで、「日系人に対してどう思うか?」という質問には、
色々思うところはありますし、ぼくもカナダの移民史を調べたので。
だけど映画の中では、「いかに辛い思いをしたのか」とか「酷いことをされたか」とか、少しはもちろん触れてるんですけど、それよりも、「その中でいかに生きたか」、「いかに発奮したか」、「いかに踏ん張ったか」ということを映画の中で演出できたと思うので。[出典3]
と語り、日系移民の悲劇的な側面ではなく逆境を乗り越える力を感じて欲しいと明かした。[出典3]
▼インタビューの様子がこちら!
『ぼくたちの家族』
2014年に石井裕也がメガホンを取った映画『ぼくたちの家族』について、
元々小説があって、作者の実体験だったんですよね。
家族に向き合ったというか、向き合わざるをえなかったというか母親が病気になって。それがすごく面白くて。ぼくも経験として母が小さい頃に死んだりしてるので。その頃はやっぱり何もできなかったんですよね小さすぎて。
だから、もう一回自分を見直そうと、それが20代の最後だったっていうのもあって。[出典4]
と語り、同原作小説と自身の幼少期を重ね合わせたて作成した映画であることを明かした。[出典4]
▼『ぼくたちの家族』完成披露試写会の様子がこちら!
『おかしの家』
2015年、オダギリジョー主演のドラマ『おかしの家』(TBS系)では脚本と演出を担当した。
ネット上ではドラマに賞賛の声が数多く上がっており、
・私自身の昔と今を見ているように鮮やかで、心に来る
・懐かしい切ない気持ちになる
・こういう良質のドラマを、もっと多くの人に見てもらいたい
・居心地のいい喫茶店を見つけたような気分[出典5]
・こんな脚本家のような視点が持てれば良い
・ほっこりして良いドラマだなぁって思ったら石井監督なのか、納得
・こういう方がいれば今後の日本も大丈夫かな[出典5]
などどのコメントが寄せられ、石井の手腕の人気ぶりを表している。[出典5]
映画に対して
今後映画監督を目指していく学生たちへのメッセージを尋ねられた際には、
映画って難しくて、芸術という側面もあるし、ビジネスっていう側面もあるんですよね。
だから難しいと思うんですけど、上手くバランス感覚を持ってやっていくしかないのかなと思いますけどね。[出典3]
と自身の映画に対する考えを明かしている。[出典3]
私生活
結婚
2010年、女優の満島ひかりとの婚約を発表した。[出典6]
2009年に監督を務めた作品『川の底からこんにちは』で主演に満島を抜擢し、当作品が交際のきっかけだったという。[出典2]