どんな人?
- 神野三鈴は神奈川県出身の女優。2012年に三谷版『桜の園』と『組曲虐殺』で、紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞した。
- 主な出演作は舞台『メアリー・ステュアート』、『三人姉妹』、テレビ『隣のレジの梅木さん』(フジテレビ系)、『おやじの背中・母の秘密』(TBS系)など。
- 夫は世界的に活躍するジャズピアニストの小曽根真。阪神・淡路大震災の後、神野がチャリティーコンサートを企画し、それに小曽が出演したことが出会いのきっかけとなった。
芸能活動
芸歴
幼少時代はモデルとして活動していた。
当時、周囲とうまく会話ができない時があり、その時に劇作家の柳美里と出会い
戯曲に書かれた言葉に惹かれたという。神野は当時を振り返り、
当時の私は自分の言葉が見つからなくて人と話せなかった。でも、柳の力強い言葉と出会って、なぜ話すのか、話さないといけないのかを考える機会を得た
と語る。[出典1]
その後、劇作家テネシー・ウィリアムズが描くガラスのような精神に共鳴し、それを演じたいという衝動で女優へ。三谷幸喜やケラリーノ・サンドロヴィッチなど名だたる舞台演出家から難役を任され、チェーホフ、テネシー・ウィリアムズ、別役実らが紡ぐ伝説的戯曲にも出演。
井上ひさし作品群にも欠かせない女優となっている。
また、初舞台から20年後の2012年に三谷版『桜の園』と『組曲虐殺』で、紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞した。舞台で鍛えられたその存在感と演技によって、映像作品にも活動の場を広げる。[出典2]
演技について
神野にとって演技とは、自分を変えるきっかけとなったもの。神野は、
1つの役を演じることは、一人一人を葬るような作業だった。それは、思春期の自分を悩ませた、いろいろな自分を葬る作業だったのかもしれません
と語っている。[出典1]
私生活
趣味・特技
趣味は音楽鑑賞、絵本、読書。
特技はオーガニック旬材の創作料理。[出典2][出典3]
また、日本舞踊と歌の稽古歴がある。[出典3]
結婚
夫は世界的に活躍するジャズピアニストの小曽根真。
出会いは阪神・淡路大震災の後、神野がチャリティーコンサートを企画し、
それに小曽が出演したこと。
神野は会った瞬間から「あ、私が結婚するのはこの人なんだ」って思ったという。
チャリティーコンサートの3ヶ月後に2人は結婚したが、当初は小曽の関係者から結婚を反対されていた。神野は当時のことを、
彼の関係者から猛反対されました。両親や親友、彼のことを大切に思っている人たちほど、「真は結婚には向いていない。あなたが不幸になるから、やめておきなさい」って。彼のお母さんからは「あなたが不幸になるの、私はかわいそうで見てられない!」って。その理由は、あとからよくわかりましたけど(笑)
と話している。[出典4]
出演
舞台
- 『メアリー・ステュアート』
- 『三人姉妹』
- 『カッコーの巣の上で』
- 『太鼓たたいて笛吹いて』[出典3]