どんな人?
- 福士加代子は青森県出身の陸上競技選手。5000メートル・10000メートルといった長距離走や、マラソンで活躍する。リオデジャネイロ五輪、女子マラソン日本代表メンバー。
- 2008年からフルマラソンに本格参戦し、2013年に行われた世界選手権では2時間27分45秒(速報タイム)で日本人トップの3位入り。銅メダルを獲得した。
- リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンでは、福士が日本歴代7位の2時間22分17秒で優勝。ゴール後のインタビューで福士自ら「リオ決定」と発言し、注目を浴びた。
選手活動
日本マラソン界のエース
福士はこれまでに
- アテネ五輪「10000メートル」26位
- 北京五輪「5000メートル」10位、「10000メートル」11位
- ロンドン五輪「10000メートル」10位
という成績を持つ、日本マラソン界の頼もしいエース。[出典1]
五所川原工から陸上を始め、2000年にワコール入社。[出典2]
2008年からフルマラソンに本格参戦し[出典2]、2013年に行われた世界選手権では2時間27分45秒(速報タイム)で日本人トップの3位入り。銅メダルを獲得した。[出典3]
自己ベスト記録
福士の自己最高記録は以下のとおり。[出典4]
- 5000メートル:14分53秒22(日本記録)
- 10000メートル:30分51秒81(日本歴代2位)
- ハーフマラソン:1時間7分26秒(日本記録)
- フルマラソン:2時間22分17秒
大阪国際女子マラソン
リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンは2016年1月31日、ヤンマースタジアム長居発着で行われ、福士が日本歴代7位の2時間22分17秒で優勝した。
目標の優勝とタイムを現実にした青森県出身の福士は
やっと取ったよ、1等賞。うれしい、本当にうれしいです
(タイムについては)リオ決定。ハハハハハッ。よろしくお願いしま~す!
と大喜び。お立ち台で自分自身が「決定」と叫ぶのも前代未聞だが、福士らしさがあふれたインタビューとなった。[出典5]
正式にリオ五輪出場決定!
2016年3月13日、日本陸上連盟の尾県貢専務理事は、選考レースをすべて終えたリオデジャネイロ五輪女子マラソン代表について記者会見し、大阪国際女子を制した福士について
事実上内定。1枠を満たした
と語った。[出典6]その後3月17日に、同連盟はリオ五輪男女マラソン代表各3人を正式決定。福士の名前も含まれていた。[出典7]
福士は代表発表時のことを、
電車で移動中に知り合いからわっと連絡が来て知った。うれしかった
と明かしており、
金メダルが取れれば、何でもいい。相当きついと思う。
世界の選手もゴールしてゲーする(吐く)ぐらい追い込んでいる。
苦しいことに挑む覚悟です。
と金メダル獲得に挑む姿勢を見せた。[出典8]