2017年1月14日更新
出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 香寿たつきは元宝塚歌劇団に在団していた北海道出身の女優。子供の頃からバレエを習い、1984年に宝塚音楽学校入学、新人公演主役時代から三拍子揃った大器といわれていた。2001年に星組トップに就任する。
- 在団中は、『ベルサイユのばら』、『エリザベート』、『花の業平』などで男役を演じる。2003年の『ガラスの風景/バビロン』で東京公演を最後に退団した。
- 現在は舞台を中心に活躍中。主な出演作品に、舞台『リチャード三世』、『・・・and the World Goes ‘Round』、『モーツァルト!』ほか多数。
生い立ち
バレエ好きな幼少時代
1965年に北海道札幌市で生まれる。
幼いときからバレエが大好きでクラシックバレエの稽古にしか行ってなかった。
当時を振り返って香寿は、
バレエが大好きで、とにかく踊っているのが楽しくて楽しくて、たとえばお友達と遊ぶよりもバレエをやってるほうが楽しいというくらい、好きだったんです。
と語る。
北海道在住だったが、東京にレッスンに訪れたときは、朝のレッスンを受けて、昼はどこか違うレッスン場でレッスンを受けて、また夜にはバレエ団の夜レッスンを受けるというくらいだったという。[出典1]
宝塚受験まで
宝塚受験のきっかけは、バレエのレッスン場で、2期上にいた宝塚に入った先輩と知り合いになったこと。
また、NYの「アメリカン・ダンス・マシーン」というダンスグループにも影響を受けた。[出典1]
芸能生活
芸歴
1984年、宝塚音楽学校入学。
『ベルサイユのばら』のフェルゼン、『忠臣蔵』の大石内蔵助など、新人公演主役時代から三拍子揃った大器といわれていた。[出典2]
しかし最初は、1990年の『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』の東京公演で退団を考えていたという。
まだ5年目なのに、新人公演の主役のフェルゼンもやらしていただいて、もうこれでいいと思って、親にも「もう退める」と言っていたんです。本当のことを言うと、宝塚にはあまり長くいるつもりはなくて、もう宝塚の良さは満喫したと思っていたんです。
香寿が退団を考えている時期に雪組への異動が任命され、香寿はそのまま宝塚に残る形となった。
雪組では『この恋は雲の涯まで』と『忠臣蔵』の主役を演じつつ、新人公演の長としてみんなをまとめるリーダーシップだった。[出典1]
専科入り
2000年の6月に特定の組に所属しない団員の集まりの専科に配属される。[出典1]
星組トップ
2001年7月から星組に配属され、トップスターに就任する。
歌、ダンス、芝居と三拍子そろった実力派男役として活躍した。[出典3]
しかし香寿自身は、
優等生で三拍子揃ってというイメージでいつも見られていたことが、凄いプレッシャーでした。ダンスが好きで入っただけなのに、いつの間にか、あなたはできて当然でしょうというレッテルが貼られて。本来のおちゃめな部分を出せなかったです。
と当時を語っている。[出典2]
退団後
2003年に星組公演『ガラスの風景』で宝塚歌劇団を退団。
退団後は、在団中に初めて外部で出演した『天翔ける風に』の再演で女優デビューを果たした。[出典3]
現在はミュージカルからストレートプレイ、テレビ、ディナーショー他、幅広く活躍している。[出典2]
私生活
結婚
香寿は結婚について、
現実的に結婚へということはわかりませんが、結婚にこだわらず、パートナー的に(誰かと)一緒にいるというのもありかなとは思いますね。ただ、わたし、この仕事捨てるなんてできないから、専業主婦は無理。
と明かしている。
宝塚時代から飼っているトイプードルのルディーとマリーと遊ぶことが最大の癒やしだという。[出典2]
出演
舞台
- ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~」
- みゅーじかる「モーツァルト!」
- 観る朗読劇「100歳の少年と12通の手紙」
- ミュージカル「エリザベート」
- ミュージカル「モーツァルト!」
出典
1965年11月26日生まれ、北海道出身の女優。1984年宝塚音楽学校入学。2001年、星組トップスターに就任。歌・ダンス・芝居と三拍子揃った実力派男役として活躍し、2003年に退団。主な出演作は、日本テレビ『秘密のケンミンSHOW』、舞台『ラ・カージュ・オ・フォール』『ぼくの友達』など他多数。
出典:タレントデータバンク