2017年4月15日更新
出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 佐久間良子は1957年に「東映ニューフェイス」の第4期で補欠合格し、水着審査を拒否したことで知られている。翌年デビューした。
- 出演した舞台が評価され、1983年に「菊田一夫演劇大賞」、1995年に「文部省芸術祭賞」を受賞した。
- 佐久間良子は1970年に俳優の平幹二朗と結婚。その後14年に亘る結婚生活を経て1984年に離婚。
生い立ち
1936年に大地主の長女として誕生し、箱入り娘として育てられ、学生時代は通学路に男子学生のファンが現れるほど評判の美人だった。[出典1]
芸能活動
スカウトがきっかけで芸能界デビュー
1956年、高校3年生の時に学校の先輩に誘われて行った東映の撮影所で東映宣伝部にスカウトされると、両親の反対を押しきって東映ニューフェイス第4期として女優の勉強を開始。
東映入社翌年から次々と映画出演を果たすようになる。[出典1]
東映の看板女優として
1960年以降、今井正監督作『白い崖』、家城巳代治監督作『秘密』、村山新治監督作『故郷は緑なりき』などに出演し、東映の看板女優として活躍。
清純派イメージを覆す
佐久間は順調に活動を続け、年間20本以上の作品に出演するまでになるが、清純派としてのイメージから抜けられぬことに苦悩。
しかし映画『人生劇場 飛車角』でヤクザの情婦を演じると清純派の殻を破ることに成功し、『五番町夕霧楼』に主演時には初の濡れ場に挑み、実力派女優としての地位を築くこととなる。[出典1]
主な出演作品[出典2]
【テレビ】
・『浅見光彦シリーズ』(フジテレビ系)
・大河ドラマ『おんな太閤記』(NHK系)
【映画】
・『越後つついし親不知』
・『五番町夕霧楼』
・『人生劇場飛車角』
【舞台】
・『姉妹たちの庭で』
・『鹿鳴館』
・『春の雪』
・『唐人お吉』
元夫、息子との共演
2002年、三島由紀夫原作の舞台「鹿鳴館」で元夫・平幹二朗と夫婦役、そして息子の岳大と親子役で共演し、大きな話題を呼んだ。[出典1]
私生活
俳優・平幹二朗との結婚、そして出産
1970年、ドラマで共演し人気を博していた平幹二朗と結婚。
4年後に男女の双子をもうけ、出産から半年後には仕事復帰した。[出典1]
平幹二朗と離婚
1984年5月28日、佐久間は夫・平幹二朗との離婚会見を開いた。
人気俳優のふたりが結婚したのは70年。テレビでの共演をきっかけに付き合うようになり、大物カップルの結婚と大いに持てはやされた。
夫妻は双子をもうけ、順風満帆のように見えたが、仮面夫婦との噂が絶えなかったのも事実だった。
14年の結婚生活のうち円満だったのは最初だけで、74年に平が渋谷マンションを購入すると、ふたりはは事実上の別居生活に入った。
また、佐久間は番組制作会社のプロデューサーとの親密な関係が報じられており、会見の中で
母と女優と妻の三役を全うできなかったのです。
不器用な女なので、全力投球すると物理的に妻の役は無理でした。
と説明した。[出典3]
出演
テレビ番組
映画
- 源氏物語 千年の謎 (角川)
出典
1958年、東映にスカウトされる。『白い崖』でデビューし、1963年『五番町夕霧楼』で京都映画祭主演女優賞を受賞する。さらに、1966年『湖の琴』では、NHK映画賞の女優賞を受賞。その後、130本以上の映画に出演。NHK大河ドラマ『おんな太閤記』では数少ない女性主役を務め話題になるなどテレビや舞台においても活躍する。趣味は書道で、日展に入選、2000年毎日展毎日賞受賞、北陸書道院院展大賞受賞など、その実力が認められている。2008年にはニューヨーク日本クラブにて荒了寛氏と二人展を開催。
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