2016年6月28日更新
どんな人?
- 吉野圭吾は、俳優。1989〜90年には劇団四季に、翌年から1996年までは音楽座に所属していた。
- 2001年には『パウロ』、2003〜5年には『Winter Rose』、2008年には『傾く首~モディリアーニの折れた絵筆~』でそれぞれ主演を務めた。なお、『傾く首~モディリアーニの折れた絵筆』では第34回菊田一夫演劇賞を受賞している。
- 2014年7月7日に放送された『しゃべくり007 007と歌の女王様2時間SP』(日本テレビ系)内に、歌手・神田沙也加の会いたい人として登場し、注目を浴びた。
生い立ち
演劇漬けの学生時代
ミュージカルとの出会いは中学時代、『森は生きている』を観劇してのことだった。
「わー 男がタイツ履いてる」ってちょっとフザけて観ていたりもしつつ、
後に自分がもっとハードなタイツを履くことになろうとは思ってもいませんでした(笑)。
当時、演劇部に所属していた吉野は顧問のすすめで関東国際高校に進学。
1期生として演劇を学んでいた頃、吉野は劇団四季の『エクウス』に衝撃を受けたという。
主役のアランを市村正親さんが演じていらしたのですが、この作品はストーリーが進む中で、市村さんと共演の女優さんが舞台上で服を全て脱ぐんですね。
もちろん、照明で上手に処理されている訳ですが。これが凄いインパクトでしたね。「舞台って……演劇って……凄いな」って。[出典1]
芸能活動
舞台俳優として
1989〜90年には劇団四季に、翌年から1996年までは音楽座に所属していた吉野。
2001年には『パウロ』、2003〜5年には『Winter Rose』、2008年には『傾く首~モディリアーニの折れた絵筆~』でそれぞれ主演を務めた。[出典2]
なお、『傾く首~モディリアーニの折れた絵筆』では第34回菊田一夫演劇賞を受賞している。[出典3]
『しゃべくり007』で注目を浴びる
2014年7月7日に放送された『しゃべくり007 007と歌の女王様2時間SP』(日本テレビ系)内に、歌手・神田沙也加の会いたい人として登場。
ネプチューンの堀内健のミュージカル風の絡みに対し、吉野が本場仕込みの切り返しで応じると、スタジオには大きな笑いが起き、番組放送後はネット上で話題となった。
当時吉野は「もしもホリケンさんが振ってきたら『そこからは逃げない、攻める』ことだけを決めて出た」のだそうだ。[出典4]
『ピーターパン』に出演
2016年7月24日から上演されるブロードウェイミュージカル『ピーターパン』に出演する吉野は、本作への思いを以下のように打ち明けている。
10年以上前に観たことがあって、“いつかやってみたいな”と思っていたんです。
当時演じていたのはどなたでしたか……古田新太さんかな。
すごく達者な方で、“あぁ~、すごいな”と思いながら観ていた覚えがあります。
なので、今回お話が来たときには“やった!”と思いました。
特に演じる年齢を意識してきたわけではないですけど、今の歳でこの役が来たというのは、動けるギリギリな感じの年齢だからかな(笑)
劇中、悪役・フック船長に扮するにあたっては、
いかにネバーランドという世界を子どもたちに信じてもらえるかが大事。
そのためにはフック船長はファンタジーの悪役であるということを忘れてはいけないなと。
怖くやろうとすれば客席を恐怖のどん底に突き落とすことはできると思いますが(笑)、それではいけない。
フック船長にはネバーランドの中での役割というものが絶対あると思うので。
作品の色からはみだすことなく、ネバーランドの住人でありたいです。
同様に、ダーリング氏にも家族内での役割があるんだと思っています。
共演者たちとコミュニケーションを取って、しっかり家族になりたいですね。
と意気込みを語っていた。[出典5]
▼ フック船長を演じる吉野圭吾のコメント