2021年2月22日更新

出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 室井滋(むろいしげる)は、日本で活動する役者。富山県出身の1958年10月22日生まれ。ホットロード所属。
- 早稲田大学在学中から自主制作映画に多数出演しており、「自主映画の女王」と呼ばれていた。
- その後、映画『風の歌を聴け』で本格的にスクリーンデビューを果たし、役者業が多忙となった。
- 役者以外にも声優なナレーターも勤めており、ピクサー作品『ファインディング・ニモ』『ファインディング・ドリー』では、ナンヨウハギのドリーを演じている。
- 私生活では、結婚はしていないが映画監督の長谷川和彦と長年同居を続けており、事実婚状態であることが度々話題となっている。
▼室井滋
生い立ち
室井滋は、富山県出身の1958年10月22日生まれ。現在年齢は63歳。身長160cm。ホットロード所属。[出典2]
小学生の時に両親が離婚
富山県で9代続く由緒ある家に生まれた室井滋。
父親は、家業の荒物問屋を祖母に任せ、作家活動を行いながら高校の英語教師をしていた。
結婚後は教師として生活することに飽き、家で塾を開いたり、小説を書くために何日も取材旅行に出かけるなど奔放な暮らしだったという。
次第に夫婦仲が悪くなり、室井が小学校高学年の時に両親は離婚。[出典3]
それ以降、室井は祖母と父親と3人で暮らしていた。[出典4]
高校時代に女優を目指し始めた
高校時代、夜は芝居や映画を観て過ごしていたという室井滋。[出典4]
室井が芝居好きだと知った教師や生徒から「学校の演劇で演出を担当してみない?」と言われたのがきっかけで、自ら演出、主演を務めるようになった。[出典4][出典5]
高校卒業後は、女優を目指して上京。
父親の母校である早稲田大学に進学し、演劇サークルやシネマ研究会に所属していた。[出典4]
大学在学中は自主映画に多数出演し、“自主映画の女王”と呼ばれた。[出典5]
芸能活動
映画で女優デビュー
室井滋は、1981年に公開された映画『風の歌を聴け』で本格的に女優デビューした。
“自主映画の女王”として色々な作品に出演していたのを映画監督の大森一樹が注目し、起用されたという。[出典5]
その後、映画『闇打つ心臓』や映画『パン屋襲撃』に出演。
1987年に公開された映画『トットチャンネル』では、映画の使用曲『東京ブギウギ』で歌手デビューを果たしている。[出典1]
執筆業との両立
20代の頃は、女優として活動しながらアルバイトもしていたという室井滋。
英会話教材のセールスやパチンコ店のサクラなど100種類の業種を経験。
そんなバイトのひとつとして執筆の仕事も行っており、たまたま書いたエッセイが面白いと評判になったという。[出典7]
1991年に発売した処女作エッセイ『むかつくぜ!』は、100万部を超えるベストセラーを記録。[出典5]
その後、多数のエッセイ本を出版している。[出典1]
また、2011年には絵本『しげちゃん』で絵本作家としてデビュー。
室井滋という名前にまつわるユーモラスなエピソードが共感を呼び、「第2回 リブロ絵本大賞」に入賞した。[出典8]
https://twitter.com/shinminato3/status/1169941438773121025
ドラマ『やっぱり猫が好き』シリーズでブレイク
室井滋は、1988年に放送されたドラマ『やっぱり猫が好き』(フジテレビ)に出演しブレイク。
もたいまさこ、小林聡美と3姉妹を演じ、個性派女優として一躍有名になった。[出典4]
アドリブ満載のシチュエーションコメディが好評を博し、1991年まで長期シリーズとして放送された。
放送終了後もスペシャル版として復活するなど、根強い人気を誇っている。[出典6]
話題のドラマに多数出演
室井滋は、ドラマ『菊次郎とさき』(テレビ朝日)やドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日)、ドラマ『花子とアン』(NHK)など、デビュー以来多くの話題作に出演している。[出典1]
2020年放送のドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日)では、悪を斬る家政婦・鰐淵五月役を演じた。[出典9]
人物
- 一級小型船舶免許を持っている。[出典1]
- 海が好きで、船の中で生活していた時期がある。当時は、海から仕事に通っていたという。[出典11]
- 財布を使わず、現金をフリーザーバッグで持ち歩いている。
- 原稿を書く時はパソコンを使わず、学習帳に手書きしている。[出典10]
- 猫好きとして知られている。十数匹同時に飼ったこともあるという。[出典12]
- 上京する時に父親から「仕送りが滞ったら古本屋で売りなさい」と、太宰治の書籍『斜陽』の初版本を譲り受けた。[出典13]
- おでこに鍵盤を当ててピアニカを演奏する、という特技を持っている。
- 新しい電化製品がすぐ壊れるなど、不思議な現象が起こることが多い。[出典14]
- 麻雀や数独、カードゲームが好き。
- ガラケーを使っており、電話番号を50個程度記憶している。[出典15]
結婚
室井滋は、2019年9月に出演したバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ)で、映画監督の長谷川和彦と30年以上事実婚生活を送っていると明かし、大きな話題になった。[出典16]
結婚ではなく事実婚を選んだ理由に、
子供ができていたら“結婚”を考えたでしょうね。でも、残念ながらできなかった。そうなると籍を入れる必要は全然ないわけ[出典16]
と答えている。[出典16]
出演
テレビ番組
- ウェルかめ (NHK)
- 純情きらり (NHK)
- 遺産争族 (テレビ朝日)
- ガチャガチャポン! (フジテレビ)
- 松本清張生誕100年スペシャル・夜光の階段 (テレビ朝日)
- 愛のエプロン (テレビ朝日)
- 花子とアン 安東ふじ 役
- 黒革の手帖
- 嘆きの美女
- 華やかな誤算
- はだかの刑事
- パパ!かっこつかないぜ
- ダブルス〜二人の刑事
- ほっとけない魔女たち
- 恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方
- 14才の母
- 竜馬がゆく(テレビ東京 2004年)
- 東京物語
- 人は見た目が100パーセント
- やっぱり猫が好き殺人事件
- ギフト
- ハンサム★スーツ THE TV
- 走らんか!
- 模倣犯(2016年ドラマ)
- 居酒屋ゆうれい
- 3年B組金八先生(第3シリーズ)
- Pure Soul〜君が僕を忘れても〜
- ペテロの葬列
- 進ぬ!電波少年
- 警視庁捜査一課長 season3
- 七人の秘書
早稲田大学在学中に‘81年映画『風の歌を聴け』で劇場映画デビュー。映画『居酒屋ゆうれい』『のど自慢』 『OUT』『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ 』などで数多くの映画賞を受賞。2014年6月7日より全国順次公開の映画『いのちのコール~ミセスインガを知っていますか~』や、近作『小さいおうち』などに出演。主な出演作品に、NHK連続テレビ小説『花子とアン』BS日テレ『わるいやつら』日本テレビ『14才の母』『凍りつく夏』『心療内科医 涼子』フジテレビ『やっぱり猫が好き』、舞台『菊次郎とさき』など。出演の他に数々のナレーションも手掛ける。また、エッセイや絵本など著書も多数発表。
出典:タレントデータバンク