どんな人?
- 山縣亮太は出身の陸上競技選手。小学校時代から100メートルを専門としており、近日開催するリオデジャネイロ五輪の男子100メートル日本代表選手である。
- 慶応義塾大学に進学後、1年時に10.23のジュニア日本記録(当時)を記録。2年生時にはロンドン五輪に出場し、10.07の日本人オリンピック最高記録をマークした。
- リオ五輪では、自己ベスト更新とともに9秒台を狙う。「手応えを感じているので、予選からしっかりねらって自己ベスト、日本選手初の9秒台を出して決勝に進みたいです」と語っている。
選手活動
陸上を始めたきっかけ
山縣は陸上を始めたきっかけについて次のように明かしている。
陸上は小4のときにはじめました。
2つ上の兄がいまして、広島市の大会に兄が小5の時に出て、入賞して帰ってきたんです。
そのときにでっかい賞状を持って帰ってきたのを羨ましく思って、「ぼくもこの大会にでる」と。
当時は小3だったので、来年になったら絶対に出ると決意して、小4のときに出て優勝したんですよ。
それがきっかけで陸上クラブから誘われて、始めたのがきっかけです。[出典1]
学生時代の戦績
小学校時代から100メートルを専門としており、小学6年生の頃の記録は12秒96。
中学時代のベストは11秒24、高校時代の国体で10秒34をマークして優勝した。
慶応義塾大学に進学後は、1年時に10.23のジュニア日本記録(当時)を記録。
大学2年生でロンドン五輪に出場した。[出典1]
日本人オリンピック最高記録をマーク
ロンドン五輪に出場した当時、山縣は20歳。
同大会で10秒07の日本人オリンピック最高記録をマークし、準決勝でも10秒10を記録。[出典2]
自分の思う走りを信じて走った。思うような走りができた
と笑顔で語り[出典3]大舞台での強さを印象づけた。[出典2]
リオ五輪で狙うは9秒台
山縣は、近日開催するリオデジャネイロ五輪の男子100メートル日本代表選手である。[出典4]
同大会では自己ベスト更新とともに「9秒台」をマークする姿勢を見せた。
手応えを感じているので、予選からしっかりねらって自己ベスト、日本選手初の9秒台を出して決勝に進みたいです。
9秒台を意識しないことはもうできないので、「9秒台」「ファイナリスト」から目をそらさず、予選の一本目から出すつもりでいきます。
ねらえる位置にきていると思うので、しっかりねらっていきたいと思います。気負いはありません
と大舞台に向けて決意表明。[出典5]
自身のツイッターでもリオ五輪出場を報告した。[出典6]
https://twitter.com/V7Jqq/status/747425942151168000
私生活
料理が気分転換
現在の気分転換は料理だという山縣。
自炊で、元々ものを作るのが好きなので、今は料理が気分転換であり趣味ですね。
たんぱく質をとって、油は控える。蒸すとか、和テイストが多い。
お魚もさばけたらカッコイイなという感じで。
ついていただいているトレーナーの方が栄養にも詳しいので、必要に応じて、疲労回復にいい料理などを教えてもらってやっています。
品数多く、栄養バランスよく。栄養が足りなくてパフォーマンスが鈍ることは一番避けたかったので、食べたい量はしっかり食べて栄養はとる、ということはすごく意識しています
と語っている。[出典5]
影響を受けた本
山縣は料理以外に読書もし、羽生善治の著書『直観力』を読み、勝負師としての姿勢に惹かれたという。また、プロ棋士である森内俊之の『覆す力』にも影響を受けている。
将棋の場合、対局時間が長いのでどうしてもミスはしてしまうものだが、ミスをした時でも動揺しないで、その後ミスを繰り返さないようにする、失敗にも目を背けないで挑戦する、というようなことが書かれていました。
自分も、100点のレースを目指すが、なかなか100点とはいかない、スタートで失敗してもそこから立て直せるようにしようと思い、心がけています
と山縣は語る。[出典5]