2022年2月4日更新
どんな人?
- 常田富士男は、劇団民芸の養成所を経て「演劇企画66」を結成した俳優である。
- 声優としても活動。1987年にはアニメ映画『銀河鉄道の夜』や『天空の城ラピュタ』、『源氏物語』の声優として『第4回 日本アニメフィスティバル 声優部門特別演技賞』を受賞。『まんが日本昔ばなし』(毎日放送ほか)ではモービル児童文化賞を受賞している。
- 2014年には河瀬直美監督作『2つ目の窓』に出演した。
芸能活動
俳優として
熊本県立済々黌高校を卒業すると、上京して劇団民芸の養成所に入所。
卒業後、1966年には「演劇企画66」を結成し、舞台を中心に活動した。[出典1]
声優として
俳優業を営む傍ら、声優としても活躍する常田。
1987年にはアニメ映画『銀河鉄道の夜』や『天空の城ラピュタ』、『源氏物語』の声優として『第4回 日本アニメフィスティバル 声優部門特別演技賞』を受賞。
また、女優・市原悦子との語りで人気を博した『まんが日本昔ばなし』(毎日放送ほか)では、モービル児童文化賞を受賞している。[出典1]
映画『2つ目の窓』に出演
河瀬直美監督作『2つ目の窓』に出演した常田は、オファーを受けた当時について、
大喜びで飛びつきましたね。
曾祖母が残したものを(主人公の)若い二人が受け継いでいくという、奄美大島だからこそ可能なつながりをうれしく感じた。
と振り返っている。
そんな常田に対し、メガホンを取った河瀬監督は、
出演時間は決して長くないのですが、亀じい(常田演じる亀次郎)のささやき掛けるような声が、ここという時に登場人物たちの何かを支えてくれていた
と絶賛。また、劇中のとあるシーンの撮影に際しては不思議な出来事が起きたと語り、
亡くなった人がチョウチョに戻るというシーンを撮る前に、亀じいと二人で朝日を見に行ったんです。そうしたら、突堤の先にチョウチョがやってきて、亀じいのところに止まり、次の瞬間、朝日が昇ったんです。
奄美のわたしの祖先が亀じいに乗り移ったのかなって思いましたね。
と感慨深げな様子を見せた。[出典2]
▼ 常田が「亀じい」に扮した映画『2つ目の窓』 予告編