どんな人?
- 牧伸二は、1957年に漫談家・牧野周一に入門し活動を開始。1960年に文化放送『ウクレレ週刊誌』のレギュラー司会者となり「やんなっちゃった節」が人気を集める。
- 1965年に「大衆芸能賞」を受賞し、テレビドラマやCM、CD、絵画など多方面で活躍した。
- 2013年4月29日、多摩川にかかる丸子橋から転落して亡くなった。78歳だった。
生い立ち
牧伸二は1934年9月26日、東京都目黒区生まれ。
本名は大井守常。[出典4]
芸能活動
「やんなっちゃった節」で一世を風靡
牧伸二は、1957年に漫談家・牧野周一に入門し、牧伸二の芸名で活動を開始した。
1960年に文化放送『ウクレレ週刊誌』のレギュラー司会者となり「やんなっちゃった節」が人気を集める。[出典4]
「やんなっちゃった節」とは、世相や風俗などを織り込んだ社会性の強い風刺をウクレレ演奏に乗せて歌い、最後に「あーあ、やんなっちゃった、あーああ、驚いた」で受ける牧伸二独特のスタイルのオリジナル漫談である。[出典3]
ドラマやCM、CDなど多方面で活躍
1963年、レギュラー司会者をつとめた『大正テレビ寄席』(テレビ朝日系)が大好評となり、以後15年間も続く長寿番組となった。[出典5]
1965年には第2回日本放送作家協会賞「大衆芸能賞」を受賞し、以降はテレビドラマやCM、CDなど多方面で活躍する。1999年5月には東京演芸協会会長に就任し、2003年12月には文化庁長官賞を受賞した。 [出典4]
東京演芸協会の会長に
牧伸二は1999年、東京演芸協会の会長に就任した。
2003年に文化庁長官賞を受賞。同年、初めての演歌にも挑戦した。翌年2004年には浅草演芸ホールにて「文化庁長官賞受賞記念特別公演」を行った。
2010年『牧伸二と100人の芸人たち』の旗揚げ公演を行った。[出典5]
牧伸二のCD・書籍
『ナンセンス・アイランド/マキシン』芸能生活35周年記念CD:1993年発売
『ダンジイの応援歌』:2001年発売
『いったい私はなんなのよ』初の演歌に挑戦:2003年発売
『コキコキロック70』70才(古希)記念CD:2004年発売
『ボケボケロック』:2006年発売
『浅草お祭り音頭』:2007年発売
また、2000年に教則本『マキシンのウクレレ教室』(ドレミ楽譜出版)を発売した。
[出典5]
私生活
絵画個展を開催
牧伸二は絵画を嗜んでおり、数々の個展を開催した。
1996年 新宿三越にて絵画個展を開催
2000年 渋谷東急本店にて、個展『渋谷でマキシン展』 を開催
2002年 銀座三越にて『牧伸二絵画展~富士とダイヤモンドヘッド~』を開催
2003年 甲府デパート岡島にて『牧伸二絵画展~富士山展』を開催
[出典5]
享年78、他界
牧伸二は2013年4月29日、多摩川にかかる丸子橋から転落して亡くなった。78歳だった。
牧伸二の訃報を受け、所属事務所は公式ホームページで
4月29日未明、警視庁田園調布署から多摩川へ転落して病院に搬送された男性の身元が牧伸二である連絡を受け、ご家族が本人であることを確認致しました。 [出典6]
と経緯を報告。続けて
我々も突然の訃報にただただ驚いております。まだ、はっきりした事はお伝え出来る状況ではありませんので警察の発表後に改めてお問い合わせください。 [出典6]
とコメントした。[出典4]