どんな人?
▼薬師丸ひろ子
生い立ち
薬師丸ひろ子は、東京都港区出身の1964年6月9日生まれ。
現在年齢は、58歳。[出典3]
両親は共働きで忙しかった
薬師丸ひろ子の両親は共働きで、とても忙しかった。
そんな、忙しい両親の代わりに薬師丸ひろ子の面倒をみていたのが、祖母だった。
薬師丸ひろ子は、そんな祖母との思い出を語る際、小学校1~2年生の頃の出来事を挙げている。[出典18]
当時の薬師丸ひろ子は、どんなに高熱があっても自宅に連絡されることを拒んでいたといい、その理由については、
両親は共働きで忙しいので、家にいつもいる祖母が迎えに来るからです。祖母が来たらどうなるか。幼稚園でけがをした時もそうだったのですが、私をおんぶして帰るわけです。大丈夫だと言っても。[出典18]
と語っている。[出典18]
祖母は、薬師丸ひろ子を心配するあまり、自宅まで2駅ほどの距離を薬師丸ひろ子をおぶって帰ったという。[出典18]
玉川大学を卒業
薬師丸ひろ子は、1983年に玉川大学に入学。
在学中も、同年公開の映画『探偵物語』への出演をはじめ、芸能界の仕事をこなしていた。
なお、学業に影響を及ぼさないよう、撮影は夏休みなどの長期休暇中に行われた。
そのような調整もあり、芸能活動を理由に授業を欠席することはなかったという。
その後、病気を患ってしまったことによる休学期間があったものの、5年かけて玉川大学を無事卒業している。[出典5]
芸能活動
1977年に映画『野性の証明』のオーディションに合格
薬師丸ひろ子は、1977年の中学1年生の時に映画『野性の証明』のオーディションに応募。1,224人の中から高倉健演じる主人公の娘・長井頼子役に選ばれ、芸能界入りを果たした。[出典1][出典5]
同作では主演の高倉健をはじめ、人気役者陣と共演。しかし、世間から大きな注目を集めたのは、薬師丸ひろ子の存在だった。
薬師丸ひろ子は、同作1作品のみの出演で一躍トップアイドルとなり、同作を手掛けた角川映画の看板女優となる。[出典1]
主演映画の主題歌も担当し、共に大ヒットを連発
薬師丸ひろ子はデビュー以来、多くの話題作に出演。[出典5]
主演を務めた1981年公開の映画『セーラー服と機関銃』では、突然ヤクザの組長となった女子高生・星泉を演じた。[出典5]
また、同作の主題歌で歌手デビューも果たしており、映画・主題歌共に大ヒットを記録。[出典3]
以降も、主演作品の主題歌を担当する流れが続き、1983年公開の映画『探偵物語』では、殺人事件に巻き込まれてしまう主人公・新井直美を熱演。[出典2][出典3]
翌年の1984年公開の映画『メイン・テーマ』では幼稚園を退職したばかりの主人公・小笠原しぶきを演じ、同年公開の映画『Wの悲劇』では役者を夢見る劇団研究生の主人公・三田静香を演じた。[出典4][出典6]
これらの作品・主題歌はいずれも大ヒットを記録している。[出典3]
さらに、映画『Wの悲劇』では、「日本アカデミー賞」で主演女優賞を受賞。その高い演技力が評価された。[出典7]
年齢を重ねてからは母親役などを中心に演じている
薬師丸ひろ子は、年齢を重ねてからは母親役などを中心に演じており、2005年に公開された大ヒット映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では、主演の堤真一演じる主人公、鈴木則文の妻・鈴木トモエ役を演じた。
同作で薬師丸ひろ子は「日本アカデミー賞」で最優秀助演女優賞、映画雑誌『キネマ旬報』による「キネマ旬報ベスト・テン」で日本映画助演女優賞を受賞している。
また、母親役以外にもシリアスからコメディまで幅広い役柄を演じており、ドラマでは脚本家・宮藤官九郎の作品に出演することが多い。
特に、宮藤官九郎が手掛けた2002年放送のドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS)では、破天荒な行動ばかり起こす奇抜な教師・浅田美礼を演じ、大きな話題となった。[出典5]
2019年に「薬師丸ひろ子 コンサート2019」を開催
薬師丸ひろ子は、2019年に「薬師丸ひろ子 コンサート2019」を開催。
同コンサートでは『セーラー服と機関銃』、『探偵物語』、『メイン・テーマ』、『Woman “Wの悲劇”より』といった自身の代表作のほか、2018年に発売された『エトワール』に収録された楽曲やカバー曲などが披露された。[出典8]
また同年には、音楽番組『FNS歌謡祭』(フジテレビ)に出演。
自身の曲『メイン・テーマ』とシンガーソングライター・中島みゆきの名曲『時代』を披露し、アイドル時代から衰えない、その高い歌唱力に注目が集まった。[出典9]
人物
- 幼い頃の夢は考古学者。古い物に魅力を感じており、京都や奈良をよく訪れていたという。[出典10]
- 車の運転が好きで、自家用車の走行距離が14万キロを超えたことがある。運転では特に、車庫入れが得意。[出典10]
- “地球最後の日に食べたい物”を問われた際、「白米とたらこ」だと回答している。[出典10]
- 台本をしっかり読んで、自身が納得した作品のみに出演している。[出典11]
- 専属のヘアメイクやスタイリストをつけていない。そのため、「自分たちの腕を信用してくれている」と撮影現場のヘアメイクスタッフらからの好感度が高い。[出典11]
- 自ら現場でスカウトした人物を付き人として雇っており、付き人に丁寧に指導している姿が目撃されている。[出典11]
- お酒は飲むが、嗜む程度。また、食事は基本的に自炊している。[出典12]
- 重度の猫アレルギーがある。[出典13]
- 映画で看護師の役を演じた際、研修として看護学校を訪れたことがある。研修には看護師を演じる役者全員が参加していたが、薬師丸ひろ子はその中でも1番不器用で、居残りとなることもあった。[出典14]
- 映画『セーラー服と機関銃』での銃撃シーン撮影の際、なにかの破片が頬に当たってしまった。それにより、頬が切れて流血するというアクシデントが発生している。なお、そのシーンは同作のCM映像にも使用されている。[出典15]