2016年6月30日更新

しおやとし

塩屋俊

満56歳没

塩屋俊(しおやとし)は日本で活動する俳優、映画監督。1956年8月5日生まれ。大分県臼杵市出身。本名塩屋智章。最終学歴は慶應義塾大学文学部教育学科。

どんな人?

  • 塩屋俊は1980年に俳優としてデビュー。デビュー作はドラマ『離婚ともだち』(TBS系)。多くの作品に出演しており、代表作は映画『釣りバカ日誌』シリーズや『おしん』(NHK)などに出演した。
  • 2001年からは映画監督としても活動し、『6週間 プライヴェートモーメント』『ビートキッズ』『きみに届く声』『種まく旅人~みのりの茶~』などを制作。1994年には俳優養成所・アクターズクリニックを設立し、後進の育成にも取り組んでいた。
  • 2013年6月5日公演先の宮城県で、上演予定だった舞台『HIKOBAE2013』の楽屋で休憩中に倒れ、病院へ搬送されたがそのまま息を引き取った。享年56歳。

プロフィール

本名塩屋智章
生年月日1956年8月5日
没年月日2013年6月5日(満56歳没)
出身地大分県臼杵市
最終学歴慶應義塾大学文学部教育学科
デビュー年1980年

芸能活動

俳優としての活動

1980年放送の『離婚ともだち』(TBS系)に出演し、俳優デビューした。[出典1]
以降、多くのテレビドラマや映画などに出演していた。主な出演作品としては、テレビドラマは

  • 『離婚ともだち』(TBS系)
  • 『おしん』(NHK)

が挙げられる。[出典1][出典2][出典3]
また、塩屋俊が出演した映画作品は、製作年の古い順に

  • 『アンボンで何が裁かれたか』
  • 『ミスター・ベースボール』
  • 『さまよえる脳髄』
  • 『愛の新世界』
  • 『KAMIKAZE TAXI』
  • 『トラブルシューター』
  • 『大統領のクリスマスツリー』
  • 『釣りバカ日誌9』
  • 『バウンス ko GALS』
  • 『釣りバカ日誌10』
  • 『’hood フッド』
  • 『いちげんさん』
  • 『アナザヘヴン』
  • 『宣戦布告』
  • 『星砂の島、私の島 アイランド・ドリーミン』
  • 『2008年、イマドキジャパニーズよ。愛と平和と理解を信じるかい?』

が挙げられる。[出典4]

映画監督としての活動

2001年に映画『6週間 プライヴェートモーメント』で監督デビューして以来、多数の映画作品を世に送っている。主な監督作品としては

  • 『6週間 プライヴェートモーメント』
  • 『ビートキッズ』
  • 『0からの風』
  • 『きみに届く声』
  • 『ふたたび swing me again』
  • 『種まく旅人~みのりの茶~』

が挙げられる。[出典1][出典2][出典3][出典4]
『種まく旅人~みのりの茶~』は2012年に公開された映画であり、塩屋俊の遺作となっている。この作品は、塩屋俊の出身地である大分県を舞台に、お茶農家や農林水産省の官僚が交流する中で生まれるドラマを描いている。[出典5]

後進の育成

1994年には俳優養成学校「塩屋俊アクターズクリニック(現:アクターズクリニック)」を設立し、後進の育成に努めていた。[出典1][出典2][出典3]
アクターズクリニックは向井理相武紗季など、人気俳優を多数輩出している。また、2012年の時点では東京都・大阪府・大分県に拠点を置いていた。[出典6]
東日本大震災の発生後、アクターズクリニックは復興を支援する「HIKOBAE PROJECT」を設立。水谷豊と伊藤蘭の娘である趣里が出演する舞台作品『HIKOBAE』を発表したことで話題を呼んだ。収益の一部を寄付するなど、社会活動にも力を入れている。[出典6]

私生活

2013年に急逝

6月5日、舞台『HIKOBAE』の公演で訪れていた仙台市内の会場の楽屋で休憩中に倒れ、救急搬送された。同日午後2時56分、仙台市内の病院で急性大動脈解離のため帰らぬ人となった。[出典6]

弟子の悼む声

塩屋俊の急逝に、アクターズクリニックの卒業生で塩屋俊の「愛弟子中の愛弟子」ともいわれる鈴木亮平は、所属事務所を通して追悼のコメントを発表した。[出典7]
塩屋俊について

塩屋さんは僕にとって、長年の演技の先生であり、人生の師であり、そして、東京の父親です

と語った。[出典7]
また、急逝から1年経った2014年6月5日のブログでも塩屋俊を偲んでいる。[出典8]ブログの中で鈴木亮平は、塩屋俊について

彼は亡くなりましたが、塩屋さんがアクターズクリニックで撒いた夢の種は、現在進行形でたくさん育っていて、これからもさらに花を咲かせていくはずです。生徒の中には、すでに皆さんが名前を知っているだろう若手俳優もたくさんいます。
僕らが頑張ることで塩屋さんの夢が叶っていくのだと考えれば、彼がこの世界にいない悲しみにも立ち向かえる気がしています。
そして、僕たち俳優が演技と向き合い、舞台やカメラの前に立ち続けられる裏には、塩屋俊さんのような大きな存在がいるということも、皆さんに知っていただけたら幸いです。

と語っている。[出典8]

出典

  1. 『俳優・映画監督の塩屋俊さん、急逝 56歳 舞台稽古中に倒れる』(シネマトゥデイ)
  2. 『俳優・映画監督の塩屋俊さん急死』(ORICON STYLE)
  3. 『俳優・映画監督の塩屋俊さん死去』(J-CASTニュース)
  4. 『塩屋俊 (シオヤトシ,Toshi Shioya)』(Movie Walker)
  5. 『種まく旅人 みのりの茶』(作品情報 - 映画.com)
  6. 『塩屋俊、「アクターズクリニック」大分校を開校』(シネマトゥデイ)
  7. 『愛弟子・鈴木亮平、塩屋俊さん急逝に悲痛……「ただただ唖然とするばかり」』(シネマトゥデイ)
  8. 『塩屋俊さん』(鈴木亮平 オフィシャルブログ 「Neutral」 Powered by Ameba)

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