どんな人?
- 尾野真千子(おのまちこ)は、日本で活動する役者。奈良県出身の1981年11月4日生まれ。TOM company所属。
- 中学生の時、1997年公開の映画『萌の朱雀』でスクリーンデビューし、高校を卒業後に上京。本格的に役者として活動を開始した。
- 以降様々な映画やドラマに出演。2011年放送の連続テレビドラマ『カーネーション』(NHK)では、主演を務めた。
- 2014年公開の映画『そして父になる』では、「第37回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞している。
- 私生活では2015年7月に、当時芸能事務所「LDH」の専務取締役を務めていた男性と結婚。しかし、生活感や価値観の違いから2017年9月に離婚した。
▼尾野真千子
https://twitter.com/oshare_ism_ntv/status/1393543680284233728?s=20
生い立ち
尾野真千子は、奈良県出身の1981年11月4日生まれ。現在年齢は43歳。TOM company所属。[出典1]
4姉妹の末っ子として生まれた
尾野真千子には、父と母、姉が3人いる。仲良し家族で、両親からも大事にされて育ったという。[出典2][出典3]
“真千子 ”は、姉たちの名前から、それぞれ一文字ずつもらい名付けられたそう。[出典2]
尾野真千子は、幼い頃の自分を「人見知りな性格であり、体調を崩しやすい身体でもあった」と語っている。[出典4]
恥ずかしがり屋で、家に郵便屋が来ただけでも姿を隠すような子供だったそう。[出典4]
実家は田舎にあり、学校へ行くにも山の下まで徒歩で行き、その後スクールバスに乗るといった環境であった。[出典2]
高校は、奈良県立御所高校(現・青翔高校)を卒業している。[出典5]
芸能活動
河瀬直美監督にスカウトされ女優デビュー
尾野真千子は、1997年の映画『萌の朱雀』で主演を務め、女優デビューした。本作では従兄に淡い恋心を抱く少女・みちる役を演じ、デビュー作にして「第10回シンガポール国際映画祭」で主演女優賞を受賞している。[出典5][出典6]
本作への出演は、河瀨直美監督からのスカウトがきっかけであった。河瀨直美監督は本作に主演する女優を探すため、尾野真千子が当時通っていた学校へ来ていたという。[出典5]
その後は高校卒業後に上京し、アルバイトをしながら下積み生活を送った。[出典2]
2010年には、映画『真幸くあらば』にて主演。婚約者が自分以外の女性といたところを殺害され、犯人によってその不実を明かされたヒロイン役で、刑務所にいる犯人に惹かれていく役どころを演じている。[出典1][出典7]
朝ドラで主演を務めブレイク!
尾野真千子は、2011年の連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)に出演。ファッションデザイナーのコシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコの母であり、自らもデザイナーであった小篠綾子をモデルにした主人公役で主演を務めた。[出典8]
本作での役柄は、応募者1,850人のオーディションを経て獲得した役柄であった。[出典8]
本作での演技が評価され、「東京ドラマアウォード2012」で主演女優賞を受賞したほか、「第37回エランドール賞」 新人賞や「第21回橋田賞」 新人賞を受賞。ブレイクを果たしている。[出典1][出典9]
2013年には、ドラマ『最高の離婚』(フジテレビ)に出演。永山瑛太演じる濱崎光生と結婚する星野結夏役を演じた。[出典10]
本作での演技が評価され、永山瑛太とともに「第39回放送文化基金賞贈呈式」の演技賞を受賞している。[出典11]
同年は、自分たちの息子が出生時に取り違えられた他人の子だったと知り苦悩する、2組の夫婦を描いた映画『そして父になる』にも出演。福山雅治演じる野々宮良多の妻・みどり役を演じた。[出典12]
2014年には、ドラマ『極悪がんぼ』(フジテレビ)に出演。主人公の神崎薫を演じ、初めて月9主演を務めている。[出典13]
2016年には、特別養子縁組制度をテーマにしたドラマ『はじめまして、愛しています。』 (テレビ朝日)に出演。江口洋介演じる梅田信次とともに、見ず知らずの男の子を我が子として育てる決意をする妻・美奈役を演じた。[出典14]
2019年には、ドラマ『絶叫』(WOWOWプライム)に出演。経済的にも精神的にも窮地に立たされ、転落した人生を送ってしまう陽子役で主演を務めている。[出典15]
2021年には、映画『茜色に焼かれる』にて主演。夫に先立たれたうえ、経営していたカフェもコロナ禍で閉店せざるをえなくなったシングルマザーの田中良子役を演じた。[出典3]