2019年9月3日更新
『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー
1989年8月12日に公開された映画『その男、凶暴につき』では、監督兼主演をビートたけしが務めた。[出典29]
たけしが演じる我妻諒介は、暴力には暴力で手向かう凶暴な刑事。[出典29]
この映画でたけしは、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した。[出典30]
金髪で挑んだ映画『座頭市』
2003年に公開した映画『座頭市』では、勝新太郎が出演していた映画『座頭市物語』から金髪に赤い仕込み杖の座頭市へ変更。[出典31][出典32]
本作を製作するに当たって、座頭市という名前や盲目、仕込み杖の設定があれば何をやってもいいとオファーを受けていたという。[出典32]
ちょっとでも勝さんくさいところは全部外して、勝さんのとは全然違う、でも座頭市には間違いないっていうのが出来たから。[出典32]
と、たけしはインタビューで話した。[出典32]
『アウトレイジ』が大ヒット
2010年には、ヤクザの権力抗争を描いた映画『アウトレイジ』を公開。
『その男、凶暴につき』や映画『ソナチネ』など暴力映画で有名な北野作品の原点回帰となっている。[出典33]
▼『アウトレイジ』特報映像
2012年にシリーズ第二作目となる映画『アウトレイジ ビヨンド』が公開された。[出典34]
『アウトレイジ』では警察との駆け引きの他、政治や銀行などにも関わっていく現代のヤクザをエンターテイメントとして撮影したと語るたけし。[出典35]
しかし暴力の話題ばかり取り上げられてしまった前作を意識して、
暴力はやっぱり背景にはあるんだけど、ストーリーやサスペンスを感じさせるための見せ方にもかなりこだわったんだよ。[出典35]
と今作を説明している。[出典35]
▼『アウトレイジ ビヨンド』特報映像
さらに、2017年10月には『アウトレイジ 最終章』が公開。『アウトレイジ ビヨンド』を超える大ヒットを記録した。[出典36]
元々は、一作目の『アウトレイジ』で終わる予定だったという。だが、想像を上回るヒットを記録しすぐに二作目の制作が始まり、二作目のラストシーンを執筆中、三作目のアイデアが浮かんだという。
▼3分でわかる「アウトレイジ」シリーズ
伝説のゲーム「たけしの挑戦状」
1986年に、ビートたけし監修のゲーム「たけしの挑戦状」が発売された。
「たけしの挑戦状」は、サラリーマンが退職や離婚を経て無人島へ冒険に行くというストーリー。難易度が高すぎることから、当時の子供たちからは「クソゲー」と呼ばれた。[出典37]
86年当時はファミコン用のソフトとして発売された同ゲーム。2017年にはスマートフォン用アプリが発売されている。[出典38]