2019年9月4日更新
どんな人?
- 大坂なおみ(おおさかなおみ)は日本のプロテニスプレーヤー。大阪府大阪市出身。1997年10月16日生まれ。
- 日本人の母とハイチ系アメリカ人の父を持ち、3歳の頃にアメリカへ移住。
- 2013年にプロへ転向し、翌年7月のWTA(女子テニス協会)ツアー・スタンフォードで本選出場。当時世界ランキング19位だった選手と初戦で対戦し、2-1で勝利。世界から注目が集まった。
- 2018年3月には、グランドスラムに次ぐ大会規模である「プレミア・マンダトリー」で日本勢初となる優勝を収めた。
- 2019年開催の全豪オープンでは初優勝を果たし、世界ランキング1位に輝いている。
▼大坂なおみ
生い立ち
大坂なおみは、大阪府大阪市出身。1997年10月16日生まれ。現在23歳。身長180cm。体重69kg。
日本人の母と中南米であるハイチ系の父を持つ。[出典1][出典2]
幼い頃から共にテニスの練習に励んだ姉のまりがおり、姉もプロテニスプレーヤーとして活躍している。[出典5]
3歳まで日本で育ち、その後アメリカ・ニューヨークに移住。小学校時代をニューヨークで過ごし、中学時代からフロリダへ転居。以降2019年9月現在までフロリダを拠点に活動している。[出典1][出典3]
経歴
テニスを始めたきっかけ
日本在住時、テニス選手であるウィリアムズ姉妹の試合をテレビで観た事と、姉の大坂まりが既にやっていた事もありテニスを始める。
大阪にあるテニスセンターに通っていたそうだが、コーチなどは付けずに父が指導していたという。
大坂の父は大阪市内の大手語学学校で英語講師をしており、テニスは未経験だったそうだが、若い頃バスケットボールをしていた事もありスポーツ万能で、熱心に指導したそう。[出典4]
3歳の頃ニューヨークに移住し、本格的にテニスの練習を開始。9歳の頃には、テニスにより集中する為フロリダに移住。[出典4][出典5]
2歳年上の姉と共にテニスをしていた大坂は、当初姉に中々勝つことが出来ずテニスが楽しくなかったという。
しかし、フロリダに移り住んでしばらくした頃姉相手に初勝利を勝ち取り、テニスの楽しさを実感。
大坂はこの勝利を「人生最高の勝利」と語っている。[出典6]
テニスの楽しさを知った大坂は、その後も練習に精を出し成績を伸ばして行くが、国際テニス連盟主催の世界ジュニアツアーには参加せず、アメリカ国内の大会に出場している。
この事について大坂の父は、手本としたウィリアムズ姉妹がそうだったからだと説明している。[出典5]
プロ転向後の快進撃
大坂なおみは、2013年にプロへ転向。
翌年2014年7月に行われたWTAツアーにて、オーストラリア出身のサマンサ・ストーサーに勝利。
ストーサーは2011年の全米オープンチャンピオンであり、当時の世界ランキングは19位。
当時大坂は16歳であり、まだ無名の選手。実際、大坂の当時の世界ランキングは406位。
この衝撃的なニュースは関係者やテニスファンの間に駆け抜け、大坂は一気に注目の的となった。[出典6]
日本代表選手として
その後、2016年開催の全豪オープンでは予選から快進撃を続け、引き続き注目の的に。
これを機に日本とアメリカ両方の国籍を持つ大坂を巡り、日米の争奪戦が勃発。
しかし、大坂がまだ無名だった2013年9月。
日本の有明にて開催された「東レ・パンパシフィック」の予選に参加した際、手を差し伸べてくれたのが日本テニス協会だったという。
同大会で大坂に付き添った吉川真司代表コーチは、大坂の才能を協会に報告。
その後、来日の度に練習場所などを提供していたという。[出典7]
こうした経緯もあり、大坂や両親は無名時代から支えてくれた日本テニス協会に恩を返す為、日本代表として登録する事を選んでいる。[出典5]
更に、大坂は自身の夢について聞かれた際に「日本代表として東京五輪に出場する事」と語っている。[出典7]
スポンサー契約企業
大坂なおみは日本協会にプロ登録しておらず、協会上の所属はないが、日清食品と専属契約を結んでいる。[出典9]
スポンサー契約を行っているのは以下の企業。
- 日清食品オールディングス
- NIKE
- ANA
- bareMinerals
- CITIZEN
- mastercard
- NISSAN
- P&G
- SHISEIDO
- YONEX
- WOWOW[出典1]
(※2019年9月現在)
出場大会・試合成績
大坂なおみが快進撃を見せつけた主な戦歴は以下の通り。
2013年
5月27日「エル・パソ」決勝進出
11月25日「モンテレイ」準々決勝進出[出典8]
2014年
3月3日「イラプアト」決勝進出[出典8]
2015年
1月5日「香港」準々決勝進出
2月2日「ミッドランド」準々決勝進出
4月27日「岐阜」決勝進出
5月18日「ソウル」準々決勝進出
6月8日「サービトン」決勝進出
8月31日「全米オープン」予選2回戦進出
11月9日「ホアヒン・チャンピオンシップ」決勝進出
11月23日「ダンロップスリクソンワールドチャレンジ」準決勝進出[出典8]
2016年
1月18日「全豪オープン」3回戦進出
2月22日「アビエルト・メキシカーノ・テルセル」準々決勝進出
5月22日「全仏オープン」3回戦進出
7月31日「ブラジル・テニスカップ」準々決勝進出
8月26日「全米オープン」3回戦進出
9月19日「東レ・パンパシフィック・オープン」決勝進出[出典8]
2017年
1月2日「ASBクラシック」準々決勝進出
1月16日「全豪オープン」2回戦進出
7月3日「ウィンブルドン」3回戦進出
8月28日「全米オープン」3回戦進出
10月9日「香港オープン」準々決勝進出[出典8]