2022年2月4日更新
小野武彦は、脇役ばかりで一時仕事が減った時期があったという。
結婚後、長女が生まれてしばらく経った後の1974年頃、仕事のなさに役者人生に限界を感じたそう。
役者の仕事はなかったが何もしないわけにはいかず、東京郊外の不動産屋へ勤めることになった。
新天地で頑張ること決意し近辺整理をしていたところ、大河ドラマ『勝海舟』(NHK)の脚本家であった倉本聰から電話をもらったという。
その際近況と問われ、「ブラブラしている」と答えたところ、後日ドラマ『大都会』(日本テレビ)への出演話を持って来てくれた。
同作品で知名度を上げることとなった小野にとって、倉本は恩人なのだという。[出典6]
出演作品(映画・ドラマ・舞台)
出世作となったドラマ『大都会』シリーズ
小野武彦は、1976年放送のドラマ『大都会 闘いの日々』(日本テレビ)に出演。主演は石原裕次郎と渡哲也。
本作は、石原プロモーションが初めて制作したテレビドラマ。東洋新聞城西署記者の滝川竜太(石原裕次郎)と、城西署捜査四課の刑事・黒岩頼介(渡哲也)は、高校の先輩後輩という間柄。お互いの立場を超え堅い友情で結ばれた2人が、共に事件を解決していく刑事ドラマ。
小野は本作で城西署捜査四課所属の大内正を演じている。[出典7]
また、同作は1977年に『大都会PARTⅡ』、1978年に『大都会PARTⅢ』が放送されており、人気を博した。[出典8]
小野は全作品に大内正役で出演しており、当時は視聴者も非常に多く、隠れてタバコを吸っている高校生が、小野の顔を見ると慌ててタバコを消すような状況だったという。[出典6]
https://twitter.com/ishiharapro1/status/849547474238922753?s=20
再びのブレイク作品となったドラマ『踊る大捜査線』
小野武彦は、1997年放送のドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ)に出演。主演は織田裕二。
本作は、コンピューターメーカーで働いていたが、脱サラして警察官になった青島俊作(織田裕二)が、念願の刑事となり湾岸署で事件に向き合うストーリー。従来の刑事ドラマモノとは違い、警察組織の上下関係や現場で思うように動けない所轄署の刑事などを描き、大ヒットを記録。
ドラマ終了後はいくつものスペシャルドラマが制作されており、「踊る」シリーズが3本、スピンオフ作品が2本劇場公開されている。[出典9][出典10][出典11][出典12]
小野は本作で、湾岸署刑の袴田刑事課長を演じている。また、湾岸署の神田署長(北村総一朗)、秋山副署長(斉藤暁)のおとぼけ上司3人からなる「スリーアミーゴス」が人気となり、3人がメインとなるミニドラマも制作されている。[出典13]
人物
病気になった?
小野武彦は、深田恭子とディーン・フジオカが共演し、2016年に放送されたドラマ『ダメな私に恋してください』(TBS)に出演。
しかし、撮影期間中に病院を受診した際、心不全であることが分かり入院。ドラマを降板した為、台本を書き換えたと報道されている。
これに対し所属事務所は、「心不全ではなく、風邪をこじらせて入院している」とコメントしており、小野の妻も「心不全ではない」と否定。
TBS側は、「元々8話までの出演予定であり、降板の為に台本を書き換えたということもない」とコメントしている。
出演
テレビ番組
- はぴまり〜Happy Marriage!?〜 (Amazon)
- DOCTORS3 最強の名医 (テレビ朝日)
- 赤かぶ検事京都篇 (TBS)
- Q10
- ダメな私に恋してください (TBS)
- 歌のおにいさん
- 王様のレストラン
- 東京独身男子
- スパイラル〜町工場の奇跡〜
- Love Story
- HR
- ホームドクター・神村愛 (TBS)
- 向かいのバズる家族
- 黒革の手帖
- 新 半七捕物帳
- 浅草ふくまる旅館
- 監察医 篠宮葉月 死体は語る
- 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~
- ボクの就職
- クロスロード
- それでも、生きてゆく
- 役者魂!
- Ns’あおいスペシャル 桜川病院最悪の日
- 書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜
- ナイト・ドクター
- 世にも奇妙な物語 秋の特別編(1998年)