斎藤歩は、2009年公開のアニメ映画『サマーウォーズ』に声優として出演。ヒロインの夏希(桜庭ななみ)の叔父で、AI「ラブマシーン」の開発者・陣内侘助を演じた。[出典3]
同役はオーディションによって決定したが、当初はマネージャーからは同作の収録と地方公演のスケジュールが重なっており、オーディションを受けられないと聞かされていた。しかし、キャスティング担当の強い希望を受けてオーディションに参加。
無事に合格し、斎藤歩が参加できるようスケジュールが調整されたうえで収録が行われたという。[出典5]
斎藤歩は当時を振り返り、
みなさんには無理をしいたスケジュール だったのかもしれないので申し訳なかったなあと思うんですけどね。富司純子さんと共演できるなんて夢みたいで、自分としてもありがたい現場でした。[出典5]
と語っている。[出典5]
劇作家・演出家としても活躍
斎藤歩は、劇作家や演出家としても活動している。
1996年の「札幌市文化奨励賞」受賞をはじめ、2000年には演出を手掛けた舞台『逃げてゆくもの』が「文化庁芸術祭優秀賞」を受賞。
また、2002年に作・演出を手掛け、自身も出演した舞台『冬のバイエル』は東京新聞による「現代劇ベスト5」に選出されている。
さらに、2011年に城西国際大学のメディア学部特別講師に就任。
2016年には、北海道演劇財団の芸術監督に就任している。[出典1]
人物
- 普通自動車・中型二輪の免許を有している。[出典1]
- 特技はピアノ・乗馬・水泳。[出典1]
- 父親が転勤族であったため、小学生時代だけで4回もの転校を経験している。[出典5]
- 北海道大学時代、家賃を浮かせるためにクラスメイト2人と同居していた。[出典5]
- 代表作を問われた際、「代表作は自分で決めるものではない」と回答。代表作は、作品を観た人が決めるものだと考えているためだという。[出典5]
- 休みの日は酒を飲むことが多いが、休み自体が少ない。[出典6]
- 漬物を漬けたり、ダシをとったりすることが好きだという。[出典6]
- 携帯の待ち受け画面をイクラにしていた時期がある。そのイクラは、北海道の漁師から贈ってもらった生筋子を自身で漬けたものだという。[出典6]
- 2017年に舞台『アザー・デザート・シティーズ』に出演。上演中に急死した故・中嶋しゅうの代役として抜擢され、わずか3日という準備期間で役を演じ切ったことが話題となった。[出典7]
- 東京から北海道へ戻った理由の1つとして、札幌では舞台芸術を中心とした特色のあるまちづくりができると思ったからだという。また、札幌を”演劇創造都市”にしていくことを目標としている。[出典8]
出演
映画
- 恋する♡ヴァンパイア
- 恋するヴァンパイア
- 日本で一番悪い奴ら (東宝)
- サマーウォーズ
- 花と蛇3
- 百万円と苦虫女
- 魔法遣いに大切なこと
- 神様のパズル
- 僕の彼女はサイボーグ
- 呪怨2
- 空飛ぶタイヤ(映画)
- ニライカナイからの手紙
- ホテルローヤル
- 親指さがし
テレビ番組
出典
- 『斉藤歩』(芸能プロダクション ノックアウト)
- 『#16 斎藤歩さん(俳優・演出家・劇作家)』(いいね!Hokudai)
- 『CHARACTERS』(映画「サマーウォーズ」公式サイト)
- 『道内に原体験持たぬ道産子 斎藤歩』(朝日新聞DEGITAL)
- 『斎藤 歩』(役者魂.jp)
- 『<審判・失踪者>出演者 ミニインタビュー Vol.8』(カフカ2作品交互上演「審判」「失踪者」)
- 『上演中急死の中嶋しゅうさん代役・斎藤歩 稽古3日で本番 生前からの深い縁で決定』(デイリー)
- 『【新春異色対談】札幌を“演劇創造都市”に』(ZAIKAI SAPPORO ONLINE)
1964年12月20日生まれ、北海道出身。様々な舞台で、演出家、脚本家、俳優として北海道を中心に活動。1996年には札幌市文化奨励賞受賞。同年、北海道演劇財団設立に伴い、TPS契約アーティストに就任。2000年、演出した『逃げてゆくもの』が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2002年、作・演出・出演した『冬のバイエル』が東京新聞の現代劇ベスト5に選ばれた。2011年、城西国際大学メディア学部特別講師就任。2016年、北海道演劇財団芸術監督に就任。
出典:タレントデータバンク