2016年6月9日更新
どんな人?
- 鈴置洋孝は声優、俳優、ナレーターであり、劇団プロデューサー。1973年、野沢那智が代表を務めた「劇団薔薇座」で俳優デビュー。
- 1978年放送のアニメ『無敵鋼人ダイターン3』(テレビ朝日系)の主人公で声優デビューを果たし、1979年放送のアニメ『機動戦士ガンダム』(テレビ朝日系)のブライト・ノア役を務めるなど幅広く活躍している。
- 2006年8月6日、肺がんのため死去。
芸能活動
『スラップスティック・リメンバー・コンサート ~曽我部和恭・鈴置洋孝を偲んで~』
鈴置洋孝は日本の声優界を先導し、大人気アニメ『機動戦士ガンダム』(テレビ朝日系)のブライト・ノア役を務めるなど、多くのファンを集める人気声優であったが、2006年、肺がんのために他界した。
また、同じく声優として活躍しながら2006年に他界した曽我部和恭を偲び、2013年9月13日~16日の4日間にわたって東京・天王洲銀河劇場で、『スラップスティック・リメンバー・コンサート ~曽我部和恭・鈴置洋孝を偲んで~』という追悼イベントが開催された。
いまなお第一線で活躍を続けている声優の野島昭生、古谷徹、古川登志夫、三ツ矢雄二らが伝説のバンド「スラップスティック」として大御所声優大集結ライブ&イベントを行うというもので、多くのファンが集まった。
また、山寺宏一、日高のり子、関俊彦、水島裕ら大物声優陣もゲストとして出演したことで、さらなる注目を集めた。[出典1]
「スラップスティック」
スラップスティックは1977年に結成され、アルバム計17枚をリリースし、当時としては珍しい人気声優によるバンドである。
大瀧詠一、かまやつひろし、所ジョージといったアーティストが楽曲を提供したことでも話題となりTVアニメ『クックロビン音頭』のエンディングテーマにも起用された「クックロビン音頭」など多数のヒット曲を残している。
1986年には解散したが、その後一度の限定ライブを行ったものの、各メンバーが声優として多忙なため大きな活動はなく、ファンの間では再結成を望む声が上がっていた。[出典1]
洋画吹き替えではトムクルーズも
鈴置洋孝は洋画の日本語吹き替えでも説教的に活躍し、トムクルーズの吹き替えも担当していた。
さらに、この役の抜擢は実際にトムクルーズが本人のデモテープを視聴し、トムクルーズ自身の推薦で決定したキャストだったという。
海外の大物俳優の吹き替えで活躍する日本人声優は多く、『機動戦士ガンダム』で憧れのヒロイン・マチルダさんを演じた戸田恵子は、ハリウッドが誇る美人女優、ジュリア・ロバーツ、ジョディ・フォスター、ニコール・キッドマンなど、そうそうたる面子を担当、また、オードリー・ヘプバーンの吹き替えにはオードリーが公認したという池田昌子、ジョニー・デップを担当している『ONE PIECE』のサンジでおなじみ平田広明、小学校1年生でCM出演、『3年B組金八先生』の生徒役も務めた宮野真守は、海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューし、『ハリー・ポッター』シリーズではハリーの親友・パーシー・ウィーズリーを、『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌なども担当するアニソン四天王のひとりささきいさおはシルヴェスター・スタローンや、和製エルヴィス・プレスリーと呼ばれるだけあり、当然プレスリーも担当、『スーパーマン』のクリストファー・リーブなども演じている。[出典2]