どんな人?
- 長門勇は俳優。1948年に高尾光子劇団に入団。同年より浅草小劇場やロック座、フランス座などのステージにコメディアンとして活躍した。
- 27歳でテレビデビュー。『スチャラカ社員』(TBS系)の部長役で注目され、『三匹の侍』(フジテレビ系)でやりの達人を演じてブレイク。
- 名脇役として活躍し、NHK大河ドラマには、1976年放送の『風と雲と虹と』2003年放送の『MUSASHI』へ出演、また、1994年放送のNHK連続テレビ小説『春よ、来い』にも出演している。
芸能活動
コメディアンから俳優へ
長門勇は1948年に高尾光子劇団に入団。浅草小劇場やロック座、フランス座などのステージにコメディアンとして出演した。その後、1959年、27歳でテレビデビュー。デビュー作は『デン助劇場』(テレビ朝日系)だった。[出典1]
「おえりゃあせんのう」が流行語に
テレビデビューから2年後にはTBS系のドラマ『スチャラカ社員』に出演。
この時演じた部長役では、自らがこまったときの口癖でもあった、岡山弁の「おえりゃあせんのう」をセリフに使い、注目を集める。この言葉は流行語にもなった。[出典1]
ブレイクは『三匹の侍』
長門勇はフジテレビ系の『三匹の侍』に出演。人がよく、とぼけた味わいの役やりの達人を演じてブレイクした。[出典1]
個性な脇役として活躍
長門勇はコミカルな役からシリアスな役の他、2003年に出演したNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』では宮本武蔵に助言する日観和尚を演じるなど、個性豊かな役柄を演じられる個性派脇役として活躍した。
中でも横溝正史原作のドラマには多数出演。『金田一耕助』シリーズ(TBS系)では、金田一耕助とコンビを組むコミカルな警部役を演じた。
この他の代表作はNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』、NHK連続テレビ小説『春よ、来い』他多数。[出典1]
81歳で死去
長門勇は2013年6月4日、神奈川県内の病院で死去。
前年2012年に軽い脳梗塞を患った後も芸能活動を続けていたが、亡くなる1カ月ほど前に体調を崩して入院していた。享年81歳。[出典1]