2016年7月20日更新
どんな人?
- 高峰三枝子は、1936年にデビューした女優。1940年代後半には『懐しのブルース』(1948年)、『別れのタンゴ』(1949年)、『想い出のボレロ』『情熱のルムバ』(共に1950年)などといった所謂「歌謡映画」において、大スターの地位を確立した。
- 1937年に公開された映画『浅草の灯』内で披露した歌声が注目され、歌手としての活動をスタート。ヒット作には「宵待草」や「純情二重奏」などがあり、殊に「湖面の宿」は絶対的な人気を誇った。
- 1946年、英文雑誌を発行する実業家と結婚。3年後に第1子となる長男を儲けたが、1954年に離婚している。1990年5月27日、71歳でこの世を去った。
生い立ち
お嬢様育ち
高峰は筑前琵琶の高峰流宗家、高峰筑風の長女として生まれた。[出典1]
芸能活動
映画において
17歳で父を亡くした高峰は、家族を養うために映画界を志す。
1936年でデビューすると、翌年からは島津保次郎監督作『朱と緑』、『婚約三羽烏』、『浅草の灯』に出演した。
1940年代後半には『懐しのブルース』(1948年)、『別れのタンゴ』(1949年)、『想い出のボレロ』『情熱のルムバ』(共に1950年)などといった所謂「歌謡映画」において、大スターの地位を確立した。[出典1]
『犬神家の一族』に出演
1976年に公開された映画『犬神家の一族』に出演し、花を添えた高峰。
本作は1976年度興行収入・邦画部門で『続・人間革命』に次ぐ第2位にランクインし、15億円を稼ぎ出した。[出典2]
歌手として
1937年に公開された映画『浅草の灯』内で披露した歌声が注目され、歌手デビューを果たした高峰。ヒット作には「宵待草」や「純情二重奏」などがあり、殊に「湖面の宿」は絶対的な人気を誇っていた。
1956年に行ったコンサートにおいて、歌唱中に声が出なくなるアクシデントに見舞われるも、10年の時を経て歌手活動を再開させた。[出典1]
テレビ界に進出
1960年に放送されたテレビドラマ『熱帯魚』(フジテレビ系)への出演を皮切りに、テレビ界に進出した高峰。
1968年にはワイドショー『3時のあなた』(フジテレビ系)の司会者に就任して人気を博した。
1980年代には国鉄の「フルムーン」のCMに俳優・上原謙と共に出演し、入浴シーンの豊満なバストが大きな話題となった。[出典1]
紫綬褒章受賞
1985年、女優・歌手としての功績が讃えられ、紫綬褒章を受賞している。[出典3]
私生活
離婚
1946年、英文雑誌を発行する実業家と結婚。3年後に第1子となる長男を儲けたが、1954年に離婚している。[出典1]
馬主として
高峰は馬主としてG1馬「スウヰイスー」を所有していた。
スウヰイスーは1952年、初の牝馬2冠を達成したことで知られている。[出典4]
水樹奈々によるカヴァー
2015年3月3日に放送された『NHK歌謡コンサート』(NHK)に出演した歌手であり声優の水樹奈々が、高峰のヒット曲「南の花嫁」を熱唱した。
同日、水樹はブログを更新し、同曲への思いを綴っている。
今回水樹は、5歳の時お父さんに初めて教わり、
初めて人前で歌った曲「南の花嫁さん」を歌わせていただきましたo(^-^)o
歌手になりたい! という夢を持つキッカケになった、この特別な曲を、
このスペシャルなステージで歌えたことが本当に幸せでした(^-^)
(水樹奈々公式サイト内ブログ 2015年3月3日の投稿『震えるほど大緊張っ!』より)