2022年1月18日更新
どんな人?
- 尾美としのり(おみとしのり)は、日本で活動する役者。東京都出身の1965年12月7日生まれ。ホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属。
- 幼稚園の時に「劇団ひまわり」に入団。1978年公開の映画『火の鳥』にオーディションを経て出演し、演技力の高さで注目を集めた。
- 青年時代には、大林宣彦監督の「尾道三部作」である映画『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』に出演。以降、大林作品に多く出演している。
- 2000年代には映像、舞台共に宮藤官九郎作品に多く出演している。
▼尾美としのり
生い立ち
尾美としのりは、東京都出身の1965年12月7日生まれ。現在年齢は59歳。ホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属。[出典1]
幼少期から劇団に所属
尾美としのり(本名・尾美利徳)は、東京都目黒区で誕生した。[出典1] [出典2]
幼稚園の時に、児童劇団の「劇団ひまわり」に入所している。[出典2]
子役を目指していたわけではなく、「芸能活動を理由に幼稚園を休める」というのが入所の理由であった。
同じ幼稚園に子役をしている友達がおり、その子が休んでいるのを見て、自分も真似したくなったそう。[出典3]
子供の頃の夢はプロレスラー
尾美としのりは小中学校の頃、プロレスが大好きだったことから、プロレスラーを夢みていた。[出典4]
子役のみならず、大人になってからも俳優を続けた理由について、
役者の仕事でごはんが食べていけるんだったら…と、続けてきてしまった。ほかにできることもないですし、続けてこられたのは運がよかったというのもある[出典3]
と語っている。[出典3]
芸能活動
手塚治虫原作の映画で俳優デビュー
尾美としのりは、1978年に市川良監督の映画『火の鳥』に出演。俳優として本格的にデビューした。[出典2]
手塚治虫のマンガ『火の鳥』が原作の映画で、重要な役どころとなる少年ナギ役を務め注目を集めた。[出典2] [出典5]
大林宣彦監督の作品に多く出演
尾美としのりは、1982年に大林宣彦監督の映画『転校生』に出演。映画で初主演を務めた。[出典2]
尾道を舞台に、中学生の男子と女子の心が入れ替わるという、難しい役柄を演じている。[出典6]
本作での演技が評価され、「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。[出典2]
映画『転校生』に加え1983年の映画『時をかける少女』、1985年の映画『さびしんぼう』は、大林宣彦監督の「尾道三部作」といわれ、尾美としのりは3作品すべてに出演した。[出典2]
さらに「尾道三部作」以降の1995年頃まで、ゲスト主演も含め大林宣彦監督の作品に、ほぼ全て出演している。[出典2]
1986年には、野田秀樹演出の舞台『十二夜』で、舞台にも挑戦した。[出典1]
テレビドラマでも活躍!
尾美としのりは、1989年のドラマ『鬼平犯科帳』(フジテレビ)にレギュラー出演。心優しい木村忠吾役を演じ、好評を博した。[出典2]
2003年には、宮藤官九郎脚本のドラマ『マンハッタンラブストーリー』(TBS)に出演。
さらに2005年も宮藤官九郎脚本のドラマ『タイガー&ドラゴン』(TBS)に出演している。[出典2]