2023年9月7日更新
出典:タレントデータバンク
どんな人?
- 松重豊は2012年、ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)で一躍有名となり、現在ではバイプレーヤーとして多数の作品に欠かせない存在となっている。
- 松重豊は大学時代から劇団に所属しており、一時は役者の道を退こうとしたこともあったが、長い下積みを経て俳優として大成した。
- 迫力のある188cmの高身長や強面により、悪役や刑事を演じることが多い。
松重豊といえば『孤独のグルメ』
『孤独のグルメ』にて一躍有名俳優に
松重豊がブレイクするきっかけとなったのは、深夜ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)である。[出典1]
▼ 『孤独のグルメ』で大人気の松重豊
https://twitter.com/tx_kodokugurume/status/987326431565725696?ref_src=twsrc%5Etfw
2012年、松重豊は連続ドラマ初主演として同作へ出演。[出典2]
“孤独”なおじさんが見せる味わい深い演技は人気を博し、脇役が多かった松重は一躍有名俳優となった。[出典1]
ドラマであり、グルメ番組でもあるかのような同作。
深夜帯であるにもかかわらず視聴率は5%前後を保持しているという。これはゴールデンタイムで言えば10〜15%という数字だそう。
そんな同作は、2015年にSeason5が放送され、テレビ東京の看板番組とも言える作品になっている。[出典1]
役者として孤独に食べている
『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の原作は、90年中盤に雑誌『PANJA』で連載された久住昌之の漫画。
主人公・井之頭五郎が仕事の合間に食事をとる様子を描いた作品である。[出典3]
ひたすら孤独においしいものを食べるというコンセプトの「グルメドキュメンタリードラマ」であるが、[出典4]苦労も多いようだ。[出典3]
“食べる”という行為は単なる演技としてできることではないため、
近くで撮られるのは恥ずかしかった。育ちも分かるしね[出典3]
と松重は語っている。
そんな食事中のシーンの撮影は、孤独に黙々と食べていることになる。
当然現場も静まり返っているが、撮影後はロケバスの中で心理描写を入れるためにまた孤独にアフレコをするのだそう。[出典3]
体を張った撮影
ドラマ性のないドラマであるゆえに、主人公には食べ物で霞まないような明確なキャラクターが必要とされる。
そこで、ハードボイルドを体現できる役者として松重が抜擢されたようだ。[出典5]
こういった経緯で主演を務めてきた松重だが、Season5がスタートする際には、
今までやってきたことをやれるだけやろうという気持ちで、新たな挑戦とか、意気込みとかそういったことはないですね(笑)[出典6]
と、すっかり慣れた様子で語っている。[出典6]
そんな松重だが、この作品の撮影のために“胃袋を追い込んでいる”らしい。
インタビューにおいて彼はこう答えている。
前日の夕食、(当日の)朝食、昼食も抜いて、スタッフが用意したヨーグルトだけを食べた空腹の状態で撮影しています[出典6]
14時頃の撮影が多いらしく、松重は丸一日以上まともな食事を摂らずに本番に備える。[出典6]
関係者によれば、大食いの主人公のイメージに反して、松重はもともと小食なのだとか。
それでも撮影で出された料理は好き嫌いもなしに完食。ベテランらしい役者魂が窺える。[出典1]
▼ベテラン俳優のオーラ
https://twitter.com/stage_natalie/status/985068924512256001?ref_src=twsrc%5Etfw
松重豊のブレイクまで
俳優への道
松重豊は1963年1月19日生まれの、現在61歳。
長崎で生まれ、福岡で育った。[出典7]
彼は福岡の高校を卒業した後、上京して明治大学文学部に入学。それが1982年のことである。[出典8]
在学中、松重は三谷幸喜による劇団「東京サンシャインボーイズ」に参加していた。[出典9]
大学卒業後は1986年から蜷川幸雄主宰の劇団「ニナガワ・スタジオ」に入団。舞台などで活動する。[出典2]
福岡県出身、1963年生まれ。蜷川幸雄主宰の蜷川スタジオを経て、舞台、テレビ、映画と様々な作品で活躍。映画『しゃべれどもしゃべれども』にて毎日映画コンクール男優助演賞を、『ディア・ドクター』にて第31回ヨコハマ映画祭 助演男優賞を受賞。主な出演作として、映画『血と骨』、『孤高のメス』、『アウトレイジ ビヨンド』など。ドラマでは、『ちりとてちん』『運命の人』『孤独のグルメ』NHK大河『八重の桜』山本権八役で出演。
出典:タレントデータバンク