田口浩正

芸能活動

お笑い芸人から俳優へ

田口浩正は1988年にお笑い芸人として、現在の芋洗坂係長（当時：小浦一優）とお笑いコンビ「テンション」を結成し、芸能界デビュー。
デビュー後は、東京・六本木のショーパブなどを中心に活動をおこなっていたという。
また、当時はテレビ番組のレギュラーも持ち人気を博していた。
しかし、本来自分たちがやりたかった道へ進みたいとお笑いコンビとしての活動は約5年間で解散。
解散後、田口は元々目指していた映画やドラマの俳優の道を志し、芋洗坂係長はピン芸人として活動を始め、後に舞台俳優を目指して活動を開始した。^[出典1]

相方が「R-1ぐらんぷり2008」で準優勝

デビュー当時お笑いコンビを組んでいた芋洗坂係長は、コンビ解散後の2008年、「R-1ぐらんぷり2008」(フジテレビ系)へ出場し、準優勝を獲得している。
田口は「R-1ぐらんぷり2008」(フジテレビ系)へ出場する相方・芋洗坂へ『おまえのオモシロさを、全国に知らしめてこい！』と励ましのメールを送ったという。^[出典2]

『新・警視庁捜査一課9係』で吹越満と共演

田口浩正は2009年放送のドラマ『警視庁捜査一課9係』と続編の『新・警視庁捜査一課9係』（テレビ朝日系）に出演。
ドラマでは警視庁捜査一課９係刑事で巡査部長の矢沢英明役を演じた。

撮影中は共演者で同作でコンビ役を演じている俳優・吹越満のことを「兄さん」と呼んでいるという。
吹越満は劇中で、田口と同じく刑事役で、警部補・青柳靖を演じている。
吹越を「兄さん」と呼ぶ理由については、田口も吹越も「芸人」という共通点があることからも尊敬しており、吹越の「芸人」としてのすごさを感じているためだという。^[出典3]

田口はそのことについてインタビューで、

「クォリティの高さをリスペクトした形で『兄さん』となっているというか。」
たまに調子に乗せるために『兄さん』と呼ぶときもあるんですけどね（笑）」^[出典3]

と明かしている。

手塚治虫の大作アニメで声優

田口浩正は、2014年公開の映画『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ－終わりなき旅－』に声優として出演した。これは大作アニメとして注目される作品の第2弾として制作されたもの。
田口は劇中に、コーサラ国の王であり、シュカ族とシッタールタを深く憎むルリ王子の父役・パセーナディ王として出演した。^[出典4]

同作への出演について田口は

「僕が演じたパセーナディ王は短いシーンだったのですが、演じるのはとても難しかったです。奴隷でありながら偽りの身分を与えられた王妃と、それゆえに自分の出生に悩む息子・ルリ王子の間で思い悩む父親という部分を意識しました。
この作品はいろいろな意味で若者に見ていただきたいですし、世界に通用する内容になっていると思います。手塚治虫さんの作品でもありますし、僕自身も緊張して演じさせていただきました」^[出典4]

とコメントしている。

出演

映画

• それでもボクはやってない （東宝）
• 超高速！参勤交代リターンズ
• 本能寺ホテル
• 17才
• 天の茶助
• チーム・バチスタの栄光
• GTO (劇場版)
• ガメラ2 レギオン襲来
• サラリーマンNEO 劇場版（笑）
• カツベン！
• 舞妓はレディ
• サラリーマン金太郎 （東宝）
• マスカレード・ホテル
• 僕の彼女はサイボーグ
• 妖怪大戦争
• シコふんじゃった。
• 空飛ぶタイヤ（映画）
• ラヂオの時間
• おっぱいバレー
• フライ,ダディ,フライ
• 沈黙のパレード

テレビ番組

• ふたがしら
• 地味にスゴイ！校閲ガール・河野悦子
• 警視庁捜査一課9係 season12
• 魔法のキモチ
• 警視庁捜査一課9係 season10
• ケータイ捜査官7
• 特捜9
• みにくいアヒルの子
• 警視庁捜査一課9係 season2
• セーラー服と機関銃（2006年）
• ふたがしら2
• ビッグウイング
• お義母さんといっしょ
• 子育てプレイ
• 冗談じゃない！
• 危険なビーナス
• 我はゴッホになる! 〜愛を彫った男・棟方志功とその妻〜
• 世にも奇妙な物語　第2シリーズ
• 世にも奇妙な物語　真夏の特別編（1993年）
• 世にも奇妙な物語　聖夜の特別編

舞台

• 100万回生きたねこ（2015年）

出典

1. 『あの有名芸能人は元芸人だった』（リアルライブ）
2. 『あとぴナビ／スペシャルインタビュー』（あとぴナビ）
3. 『vol.4矢沢英明役田口浩正さん インタビュー』（テレビ朝日）
4. 『「BUDDHA2」　新たなキャストに大和田伸也、田口浩正　豪華声優を彩る』（アニメ！アニメ！）