どんな人？
- 矢野浩二は中国と日本で活動する俳優。高校卒業後にバーテンダーを経て俳優養成所に所属する。
- 2001年に単身で中国に渡り、中国語を勉強しながら活動を続ける。中国では明治天皇や日本人の軍人役として有名。
- 中国・重慶出身の女性と結婚し、2010年9月に女児を設けている。
生い立ち
19歳で高校を卒業した後、大阪でバーテンダーとして働いていたところ、なじみの客の一人から
こんなところで何やってるんだよ。東京に出て役者になれよ
と言われたのを真に受けて上京。
俳優養成所を経て、森田健作の運転手兼付き人として約8年弱務めた。[出典1]
芸能活動
中国で最も有名な日本人俳優に
日本では、映画『リング0』などいくつかのTVドラマにエキストラ役で出演した後に、中国ドラマ『永遠の恋人』に出演。5人の主役級俳優のうち、ただ一人の日本人俳優となった。
2000年に同ドラマ撮影のために北京に滞在。
その際、再び中国へ行くことを決意し、1年後の2001年に単身で中国に渡り、中国語を勉強しながら活動を続けた。
中国では明治天皇や日本人の軍人役として有名である。
2008年8月から、『天天向上』というバラエティ番組にもレギュラー出演している。
矢野は同番組の出演により中国雑誌「新周刊」が主宰する2008年度の「最優秀娯楽番組司会者賞」を受賞した。
2006年夏には、共同通信ニュースおよび各社外電版は矢野のことを、
Actor unknown in Japan becomes best-known Japanese actor in China（ 日本で無名の俳優が中国で最も有名な日本人俳優になった ）
と英語で報じた。[出典1]
鬼子役者に終止符
2006年、役柄に抵抗感を抱くようになり思い悩んでいたある日、急に『大刀』の監督から食事に誘われ
鬼子を演じるのは、もうやめなさい
と言われ、鬼子役者としての活動にいったん終止符を打つことに。
それから半年間、仕事は一切なくなったが、2006年末からバラエティ番組に出演するようになり、それが役者としてのイメージチェンジにも繋がった。
その後はコメディ映画や中国で生まれ育った日本人、反戦同盟のスパイ、日系企業の総裁、地下党のスパイなどさまざまな役にめぐり逢うことになった。[出典1]
世界で活躍する1人
2007年10月17日号のニューズウィーク日本版・世界が尊敬する日本人100人の1人に選出される。
2012年9月18日には、外国人記者クラブにおいて古川元久国家戦略大臣より、「世界で活躍し”日本”を発信する日本人」として感謝状が授与された。
2013年7月22日、木寺昌人駐中国大使の要請で、中国を最も熟知している日本人のひとりとして会談を実施。矢野は両国民ともにお互いの民族性に対する理解を深めるためにも、民間交流の大切さを語った。[出典1]
近年の活動
2016年に連続ドラマ『警視庁・捜査一課長係』（テレビ朝日系）に出演。
矢野は
15年ぶりで緊張している。浦島太郎状態
と苦笑するも、
俳優を通じてアジアにメッセージを発信したい
と話す。日本での活動を軸足にすることについて矢野は
中国で15年、外から日本を見て改めて良さを感じた。
中国で日本文化に興味持っている若者が多く、それを見て日本で活動したいという気持ちがどんどん膨らんでいきました
と語っている。[出典3]