2019年8月29日更新
「アンジャッシュ」としての活動
1993年に結成し、活動を開始したお笑いコンビ「アンジャッシュ」は、『タモリのSuperボキャブラ天国』(フジテレビ系)、『爆笑オンエアバトル』(NHK)、『エンタの神様』(日本テレビ系)など、多数のバラエティ番組に出演。
会話の行き違いや勘違いなどに特化したコントを繰り広げ、人気を博した。[出典7]
『爆笑オンエアバトル』5代目チャンピオンに
1999年~2010年にかけて放送された『爆笑オンエアバトル』(NHK)は、10組の芸人がネタを披露し、審査員が「面白い」と評価した上位5組だけがオンエアを勝ち取れるネタ番組。[出典10]
アンジャッシュは、2003年に同番組の5代目チャンピオンの座を勝ち取った。[出典4]
『爆笑オンエアバトル』1夜限りの復活!
2019年3月23日『爆笑オンエアバトル 20年SPECIAL~平成最後の年に一夜限りの大復活!~』(NHK)にアンジャッシュが出演。[出典10]
児嶋一哉は同番組の収録後、
一回目(の出場時)、本番前に後輩の北陽とかに偉そうに『リラックスしてやればいいんだよ』とか言っていたら俺らが落ちてすごく気まずかった。そしたらNHKさんが僕らの2回目チャレンジに密着する番組をしてくださったのがありがたくて[出典10]
と初登場の思い出を振り返った。[出典10]
相方の渡部建が
(その時)ネタ作りから稽古風景まで密着してもらったんですけど、児嶋さん普段あんまりしゃべんないのにカメラの前だとべらべらしゃべって。『このネタはさー』みたいなこと言って。『うわっ、なんだコイツ』っていうのはありますね[出典10]
と振り返ると、
嫌な思い出になってんじゃねーか![出典10]
とすかさず突っ込んだ。[出典10]
すれ違いコントはパクリ
2人の人間がそれぞれの置かれた状況を勘違いし、会話が噛み合わないまま進んでいく”勘違いコント”で人気を博したアンジャッシュだが、児嶋一哉は、同コントが誕生したきっかけについて
ジュンカッツさんが『アーバン寄席』のネタ見せでやったコントです。街の公衆電話がバーッと並んでいる場所でのコントで、電話をしに来た全然関係ないふたりの会話がいつの間にかリンクしちゃうというネタ。無茶苦茶カッコいいし面白い! と思って、僕らでもやり始めたんです。パクリなんです、完全に(笑)。[出典11]
と明かしている。[出典11]
「児嶋だよ!」秘話
”勘違いコント”で人気と話題を集め、「スタイリッシュなコント職人」という地位を築いたアンジャッシュ。
渡部建は様々なソロ活動を行い、恋愛・グルメなどに精通しスマートなモテキャラとして知名度を上げて行った。
一方児嶋一哉は、隙を見せながら芸人たちにいじられる”スベリキャラ”として注目される存在となる。[出典8]
芸人仲間から楽屋のノリそのままでテレビでも弄られていたのは昔からだったが、当初は正統派のお笑いをして行きたいという思いがあった。
しかし、元々”正統派でスマートなコント”をするような人間ではなかったそうで、段々と「スマートなキャラ」というメッキが剥がれ、明石家さんまやダウンタウン、中居正広などからも同じノリで弄ってもらえるようになり、ようやくテレビに居場所を見つけたという。[出典9]
その後は”児嶋”と音が似ている苗字と敢えて間違って呼ばれ、「児嶋だよ!」とキレ気味に返すネタが定着した。[出典9]
市民権を得た「児嶋だよ!」ネタは、視聴者にも広く浸透しており、
いつだったか、千葉ロッテの始球式に呼んでいただいたことがあるんですよ。そしたら観客席から「おじま~!」って声がかかって、「児嶋だよ!」ってマウンドで(笑)。最近だと台本にも「児嶋だよ!」て書いてある。まあ、テレビに居場所があるってことは、ありがたいことです。[出典9]
と児嶋は語っている。[出典9]
1972年7月16日生まれ、東京都出身のお笑い芸人。お笑いコンビ「アンジャッシュ」のメンバーでボケを担当。1993年、高校の同級生である渡部建とコンビを結成。日本プロ麻雀協会第3期プロ試験に合格した、プロの麻雀士でもある。2007年、フジテレビ『THEわれめDEポン』で優勝。数多くのバラエティー番組やドラマなどで活躍している。
出典:タレントデータバンク